武尊山

標高:2158M    所在地:群馬県

前日巻機山から駐車場につき車中泊をする。深夜トイレに出るが駐車場には他に一台も車
がなくとても心細い気持ちになる。人里離れたところで深夜一人ぼっちというのはやはり心
細いものなのだ。

武尊山をほたかやまと呼ぶがこの山の由来も気になる。ガイド本でも「日本武尊が東征の祈りに
登ったという伝説に由来する。」あるが、「ほたか」と読ませるのはなぜかと疑問を投げかけている。

コーヒーを沸かし、スープとパンなどの朝食を済ませて6時に登山に出かけた。林道手前の武尊神
社で登山の無事を祈り林道に入る。以前はこの林道の終点まで車で行けたようだが、途中道が土
砂で埋まり車が通れなくなっていた。

剣ヶ峰コースとの分岐。林道の終点から少し進むと分岐に着く。今回は無理をせず登り易いコ
ースを選び山頂往復の予定。ここから登りが始まる。


登山日:2011年10月13日、  晴れ       単独行

コース:裏見滝駐車場(6:00)→(6:50)剣ヶ峰コース分岐→(7:46)手小屋沢避難小屋分岐
    (7:55)→(8:44)鎖場→(9:03)展望所(9:09)→(9:30)武尊山頂(9:40)→
    (11:10)避難小屋分岐(11:22)→(121:08)剣ヶ峰分岐→(12:50)駐車場

至仏山へ
巻機山へ
還暦後の山へ
百名山へ

9時半山頂着。周りがガスで展望なし。しばらくしていると女性の登山者が剣ヶ峰の方から登って
きた。なんと半パンツの軽装だ。彼女の言うには剣ヶ峰手前の登りがかなりきつかったようだ。
写真をお願いする。岩やら木の枝やらで脚にけがをしないかと心配したが、40代ぐらいのその
人は元気に私が来た道を下って行った。山頂ではその後もガスが晴れず、私もあきらめて下山
する。

12時50分無事下山完了。63座目の百名山となる。天気予報では明日は曇りから雨で3つ目
の山・至仏山に行こうか行くまいか迷う。下り坂の天気で雨の中の登山になるかもしれないと分
かっていながら行くのもかなわないし、やはり山は天気の良い時が一番だと思う。

しかし熟考の末、天気にかかわらずに行くことに決めた。せっかくここまで来て帰ってしまえば時
間とお金がもったいないと考えたからだ。雨が降っても登るぞと心に決めて、至仏山の鳩待峠
へ向かう。→至仏山へどうぞ!

尾根を登っていくと前方に山頂が見えた。しかしどうしたことかガスが発生しだした。剣ヶ峰が
右手にその険しい姿を現していたのでカメラ(忘れたので携帯のカメラ)撮ろうとしたがガスが
邪魔してもう駄目だ。とにかくまずは山頂へと急ぐ。

尾根筋を登っていくとロープや鎖場がありいくつか越えていく途中に一か所展望の良い所があ
る。そこからの眺め。遠くに見えているのが尾瀬の山・明日登る予定の至仏山などではないか
と思うのだが?

カラマツの林の中を登っていきそして小川を渡ったりして展望のない山道を行く。さらに傾斜
がきつくなりブナの樹林帯に入る。足元は木の根っこなどで登りに苦労する。やがて尾根らしい
所に出る。手小屋沢小屋分岐だ。