至仏山
標高:2228M 所在地:群馬県
夜中にトイレで車の外に出るとお月さんが明るい、明日は晴れると確信して再び眠りにつく。翌朝
目覚めてみると予想通り素晴らしい天気だ。やはり帰らないでよかったと思う。今回の最後の山行
きをいい天気で迎えてくれた、ありがとうお天道さん。
遠景の山々は白根山や男体山や皇海(すかい)山のようで、眺めていると登った山なの
で懐かしい思いになった。
十分に眺めを楽しんで下山。下りは小至仏山で大福で空腹を満たし、後は一気に下り
10時50分下山完了。64座目の百名山となる。
最後の日が一番天気が良くコースも楽な方で本当に気分の良い秋の山歩きができた。
お昼を作り、コーヒーを飲みながらこの3日間を振り返り、無事に3日で3つの山に登れ
たことを嬉しく思った。右脚に異変が起こらないことを祈り帰宅の途に就く。
自宅までは約800キロ近くある。高速を休みながら走り深夜1時に無事到着。
山頂からは360度の眺めだ。大パノラマが目の前に広がっている。尾瀬沼とひうちが岳が
素晴らしい。
道は一度下って登る。ハイ松やシャクナゲの岩の多い所を行く。右側のガれ場に注意し
て登ると山頂に着く。
小至仏山から望む至仏山
小至仏山・2162M
森林限界を過ぎて更に登っていくと小至仏山に着く。ここで少し休憩する。
尾瀬沼を思い出させてくれるような湿原と木道
木道が始まりしばらく行くとオヤマ沢の水場がある。
そんなことを心配しながらミズナラやブナ林の緩やかな道を進んでいく。急なところがあるが美しい
樹林帯なので良い気分で歩けるようだ。急に展望があるところに出る。そこからの尾瀬沼とひうち
が岳がとてもいい感じだ。
登山道はところどころひどく荒れていた。時には人一人通れる道で、道が次第に掘り下げられて
深くなり両側が大人の背丈にもなっている所がある。このままだといずれはこの登山道は歩けな
くなるだろうと思った。多分山を構成している土が柔らかく壊れ易いのだろうと思う。
登山日:2011年10月14日 快晴 単独行
コース:鳩待峠(5:50)→(6:45)展望所→(7:00)オヤマ沢水場・1980M地点→
(7:34)小至仏山(7:40)→(8:15)至仏山頂(8:35)→(9:11)小至仏山
(9:22)→(10:50)鳩待峠駐車場
至仏山もその姿を見せてくれる。
登山口からすでに紅葉が始まっていた。早朝の清々しい空気と紅葉の中の山歩きは格別だ。
赤と黄色の木々の色のコントラストが美しい。まっかに色づいた木に思わずシャッターを切る。
至仏山・鳩待峠の駐車場から前日夕方撮影。