巻機山
標高:1967M, 所在地:新潟・群馬県境
登山日: 2011年10月12日 晴れ 単独行
コース: 巻機山キャンプ場駐車場(6:00)→(6:48)5合目→(7:27)6合目→
(8:00)7合目→(8:32)8合目→(8:49)前巻機(ニセ巻機)9合目→
(9:00)避難小屋(トイレ休憩)→(9:22)山頂(御機屋)お昼休憩→
(9:50)巻機山(10:00)下山開始→(10:26)ニセ巻機→(11:00)
7合目・5分休憩→(11:32)6合目→(12:45)駐車場
少し下った所にきれいな避難小屋がある。トイレも水もあるのでここで泊ることも可能だ。トイレを借り山頂へと向かう。
その山頂という御機屋で記念に一枚撮る。
先月二つの百名山に登り今年中にあと3,4っつ登りたいと思っていた、それも10月中にである。
比較的車での移動に無理のない山を3っつ選ぶ。それがこの巻機山と武尊(ほたか)山、至仏山。
しかし10月に入り右脚に感じる変な違和感が取れない。こんな状態で無理して3っつも登り、後で
また脚に痺れや痛みが出てきたらどうしょうかなどど悩む。
秋の山の魅力に負け山行きを決断する。「もしも登った後で脚に痛みが出、歩くのが辛くなればも
うそれで山にも諦めがつくだろう。」と考えた末の決断だ。
前日大阪の自宅を車で出発し登山口の駐車場に翌日早朝に到着する。関東方面からの車が
沢山来ていた。ここも人気のある山なのだと思う。
ザックを担ぎ「さあ行くぞ!」とした時に何かおかしいことに気づく。カメラを忘れてきていたのだ。
それが山に出かけるまで気が付かなかった。何としたことか、我ながら自分を一瞬信じれなかった。
一番大事なカメラを忘れているのに今まで気づかなかったとは!秋の紅葉できれいな山を3っつも
登る予定なのに、本当に一体どうしたことか。
我を取り戻し、とにかく今回は携帯のカメラで間に合わせることにしようと考えて諦めがついた。
下山途中で見かけた赤く色づいたナナカマド。登ってくる人から「小熊を見た人がいるよ!」
との情報をもらう。半信半疑ながら、もしそうなら親熊もいる筈だと考え熊除けの鈴を着ける。
12時45分に無事下山。62座目の百名山となる。お昼にカレー(レトルト)を作り二つ目の山
へ向かう。高速に乗り水上ICで降りて武尊山へ。体調は良好で右脚にも特に悪い変化が無
いようで明日も山に登れそうだ。二日目の山・武尊山へどうぞ!
登ってくる人は「山頂はあっちだ!」などと言いながら行くので私も行ってみた。そこは少し高い
ようだが山頂を示すものは何もない。しばらくして戻り御機屋でお昼とする。そこからの眺めで、
多分越後駒ヶ岳や平が岳などが見えているようなのだが、どれなのか確認できなかった。でも
携帯のカメラでこれ程写っているとは思わなかった。
尾根道をどんどん行くと前巻機・ニセ巻機(9合目)に出る。ここからの眺めが素晴らしい。巻機
山の姿を見渡せる。女性的で優しそうな山だが機織りとの関係は想像できないな。左の登
山道を登り、いったん少し下り更に登ると御機屋に着く。ここに「巻機山頂・1967M」の標識あ
り。でも本当の山頂はもう少し左のやや高い所の様だ。
巻機山らしきものが見えてきた。振り返ると見事な山の紅葉だ。
谷を挟んで見えているのはなんという山なのだろうか?目指している山は多分反対側に位置し
ているようだ。しばらく進むと井戸尾根に出た。視界が広がる。
巻機山と変わった名前の山でその由来は「古くから機織りの守護神として地元民に信仰された
山でそれに由来すると思われる。」とガイドにある。一体どんな山容なのかと気になりながら山
に入る。
登山道が始まるとすぐに井戸根コースとの分岐が現れる。現在ヌクビ沢コースは道が崩落し
ていて通行禁止になっている。急なのぼりが始まりどんどん高度を上げていく。途中ツアーグ
ループを追い抜き5合目辺りから遠くに山が見えだす。
白樺の美しい登山道をさらに進んでいくと6合目に出て展望が開ける。