甲武信ヶ岳

標高:2475M, 所在地:山梨・埼玉・長野県境


登山日:2007年11月1日、 曇り時々晴れ、 歩行時間:6時間、 単独行

コース:毛木平登山口駐車場(7:10)→(8:41)ナメ滝→(9:44)千曲川源流地点(9:52)
   →(10:20)甲武信岳(11:00)→(11:25)千曲川源流地点→(12:00)ナメ滝→
   (1:45)毛木平登山口駐車場


11月にはいると秋の山も厳しくなる。天気予報では11月1日は雨で2日も天気は良くない。
でもまあ秋の天気は変わりやすいもんなんだと、あまり期待もしないで出かけることにし
た。今回は秩父・多摩・南関東方面の山を4つ(甲武信岳、両神山、雲取山、大菩薩嶺)登る
計画である。雨が降ればどこか温泉でも入り、本でも読んで過ごそうと考えていた。

千曲川沿いの毛木平登山口の駐車場に早朝に着く。管理の行き届いたトイレのある広い
駐車場。ここからのコースは千曲川の源流を目指す道で奥秩父の樹林帯が美しい。
甲武信岳の名前の由来は甲斐・武蔵・信濃の3つの国から付けられたそうで、どちらかも
この山の頂に立てるが、このコースは歩き易く人気が高いようだ。

     唐松の道

このコースはシラカバや唐松の樹林帯
が美しい。登山口からしばらく歩いてい
くと唐松の道となる。

 唐松の落ち葉のじゅうたん

枯れた針のような葉が落ち何十
にも重なっていて、まるでじゅうた
んの上を歩いているようだった。

枯葉のじゅうたんの道が続く

         ナメ滝

川沿いをずっと緩やかに登って行く、
途中川から離れるが、再び川に出る。
時々広々とした河原を抜け、さらに
進んでいくとこのような滝が左手に
見えてくる。ナメ滝とあるが、岩の上を
なめる様に流れているから命名された
のだろうか。

     源流地点近い?

何度か川を渡りながら上流へと登っ
ていくと細い沢の様になってきた。

 千曲川信濃川水源地標

登山口からここまでが遊歩道
で、ここから甲武信岳への登り
が始まる。

  国師ヶ岳、金峰山との分岐

深い樹林帯の急斜面をジグザグに
登って行くと稜線の分岐に出る。初雪
が少し残っていた。

  甲武信ヶ岳山頂にて

稜線を行き最後に岩稜を登れば
山頂。

三宝山と十文字峠方向

    山頂からの展望

展望はよく奥秩父の山々や、南アルプス、
八ヶ岳、浅間山、両神山等見えるらしいが
案内図がなくてそれらを確認できない。
多分これはみずかみ山や金峰山と南アル
プス方向だと思うのだが。

八ヶ岳?

    ジェット戦闘機

突然私の目の前を一機のジェット
戦闘機が飛び去った。かなりの低空
飛行である。こんなに低いところをどう
して、迷い込んだのだろうかと思った。

山頂は風が強く気温も低く、ゆっくりと山頂からの景色を楽しんでいられなかった。
下山は往路をとる。登山口駐車場にあと数十メーターのところで雨が降り出した。
予報では今日が雨だったがよくここまでもってくれたと思い感謝、感謝。 甲武信ヶ
岳が私の55座目の百名山となる。

少し休憩後、次の目的地、両神山へと向う。途中ふもとの道の駅「薬師の湯」に入る。
そして両神山登山口駐車場で車中泊。

百名山へ
還暦後の山へ
両神山へ