皇海山

標高:2144M,  所在地:群馬・栃木県境


登山日: 2007年6月19日 晴れ、   歩行時間:約4時間   友人と二人

コース: 栗原川林道・皇海橋(5:50)→(6:50)1.8K中間点→(7:25)稜線・鋸山分岐
    →(8:15)山頂(2143M)(9:10)→(9:45)鋸山分岐→(10:10)1.8K中間点
    →(10:50)皇海山橋登山口      


吹き割りの滝の近くの追貝から栗原川林道に入る。約20キロに及ぶ悪路と聞いていた
がまさにその通りであった。途中で現地の人の車と1度対向しただけだが1時間以上も
かかり無事登山口の皇海橋に着く。広場には水洗トイレがあり驚いた。早速夕食の支
度とテント張り。明るいうちに夕食を済ませて日没とともにテント泊。川の水の流れの音
が心地よく響き、いつしか子守唄になっていた。

   皇海山山頂にて

ダケカンバなどの樹林帯の道を
登って行くと山頂に出る。南側
には木が多く茂り展望は得られ
ないが、北側では木々の
間から
素晴らしい眺めを満喫する事が
できた。

       登山口駐車場

かなり広いスペースあり。更に橋を
渡った所にも駐車可能。翌日村のお
じいさんが一人反対側の道から車で
やって来ていた。尋ねてみると時々
岩魚を釣りに来ているとのこと。反対
側の林道は利根村に通じていてのこ
の方が走り易いと教えてくれた。

   皇海橋登山口

橋を渡ったところに登山口が
ある。熊出没の立て札あり、
鈴をつけて歩き出す。爽やかな
朝で山の空気がおいしい。

 沢沿いの気持ちの良い登山道

登山口から林道を10分ばかり行くと山
道に入り、すぐに沢沿いの道が始ま
る。小さな滝があったり変化に富んだ
道である。

 小さな滝が幾つか現れる。

沢沿いの道を進んでいくと沢歩き
となる。幸い水は多くなかったが
雨の後等ではジャブジャブ登って
行く事になるだろう。

      中間地点

この先からはミズナラやダケカン
バの林の緩やかな登りがあり、稜
線近づくにつれて急な登りとなる。

   稜線のコル・鋸山との分岐

キツイ斜面を上り詰めると稜線のコルに
出る。わっと視界が開け右前方にとがった
山群が見える。これが鋸山十一峰と言わ
れている。凄い眺めである。

コルから原生林の中を進んでいくと
南側に少し展望が開け、遠くに山が
見えてきた。多分昨日登った赤城山
と浅間山方面だろうと思う。

男体山

左から日光白根山と尾瀬の至仏山、燧ケ岳方面。武尊山は雲の中で見えなかった。
快晴にも恵まれ下山するのが惜しくて1時間も山頂で雄大な景色に堪能する。

下山後、皇海橋の下の川の中へ入り水浴びをする。川の中に浸かってみたがそれは
それは冷たくて10秒も入っていられなかった。体が凍りそうになる程冷たい。昨日
来の山の汗を流せてサッパリする。

無事2日目の百名山を終え次の目的地奥白根山へと向う。20キロの悪路を戻り
120号線へ出た。この山は変化に富んだいい山だ。緩やかな樹林帯があり、沢歩き
があり原生林のきつい登りもあり、すばらしい展望も与えてくれるそんな山だと思う。

林道に咲いていた花

林道の岩のトンネル

百名山へ
還暦後の山へ