甲斐駒ケ岳より
北岳、間の岳、濃鳥岳、仙丈岳を見る
(2003.9.18.晴れ)
(1)仙丈岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山を眺める
(夜明け直後)
北岳肩の小屋から
北岳から下り北沢峠で一泊して早朝4時前に出発した。ここは2度目である。仙水小
屋から仙水峠を経て駒津峰へ。六万石から直登コースを取る。花崗岩の上を登るの
でやはり苦労した。8時過ぎに山頂。この日も天気に恵まれ目の前に大パノラマが開
けている。昨日登った北岳がきりっとした姿を見せている。仙丈岳はもちろんのこと遠
く富士山まで見えている。あらためてお天道様をありがたく思った。下りは稜線から
双子山コースにした。
甲斐駒岳より鳳凰三山と富士
北岳より朝もや中の富士
富
士
山
二
景
北岳〜甲斐駒ヶ岳
所在地: 南アルプス
登山日程:9月17日から18日
コース:広河原より樹林帯を登る→白峰お池小屋→二俣→右俣コースで稜線へ→肩の小
屋→北岳山頂。 下りは同じコースを二俣まで下り→大樺沢を通って広河原。
山行きはいつも車で行くので下りは出来るだけ違うコースがあればそれを歩くことにしている
。マイカー登山は縦走できないのが残念だ。
帰りに甲斐駒ケ岳にも登る予定にしていたので車を長野県側の長谷村の登山口に置きそこ
から村営バスで北沢峠まで行き、バスを乗り継いで山梨県側の広河原まで行く。広河原山
荘に一泊した。宿泊客は我々(友人と私)を含めて5人、がらがらであった。
翌日は晴れていて日の光が心地よかった。樹林帯から白峰お池小屋に着くと北岳が顔を見
せてくれた。(この日一番晴れているときの北岳) 稜線まで上がるとガスが出てきて視界が
悪い。ここでコーヒータイムとする。途中であった夫婦連れ(?)にも振舞う。肩の小屋にザッ
クをデポ(置く)し山頂へ。しかしガスで視界はまったく無し。前回の仙丈岳同様何も見えない
。暖かすぎてガスが発生しているのだという。40分近く晴れるのを待っていたが、その気配も
なかったので残念ながら下る。
次の日は快晴でご来光を拝めた。それは鳳凰三山の方から昇ってきた。寒さの中じっと待っ
ていた甲斐があったというものだった。夜明けの太陽を見るのはいいものである。太陽がな
かったら夜が明けない、実に当たり前のことであるが、ご来光と言うその自然のショーを見て
いるとなんだか感謝の気持ちが湧いてくるのである。後ろに仙丈岳、左に甲斐駒ケ岳、正面
よりに鳳凰三山、右前の遠くに富士山が雄大な姿を見せている。実に美しいい朝焼けの36
0度の大パノラマである。この北岳は以前から登りたいと思っていた山の一つだった。仙丈岳
や甲斐駒ケ岳に登ったときその姿を見ていたので是非登りたいと思っていた。今回それが実
現できて嬉しかった。下りの大樺沢ではまだ雪渓が残っていた。