仙丈岳 (3032.7M) (78百名山) 2003年8月20日
北沢峠(長衛小屋テント場)→大滝の頭→小仙丈岳→仙丈岳→仙丈小屋→
藪沢小屋→大平山荘→北沢峠
今回はテント泊にしてみた。北沢峠バス停から少し離れた所にある長衛小屋テント場に友人と二人用
のテントを設営する。大自然の懐に包まれて一夜を明かそうということである。
昼過ぎの長谷村のバス停では真夏の太陽の下汗が吹き出ていた。しかしここ標高2200Mの北沢峠で
はとても涼しい。空気が旨い。 夕食はごはん、ハンバーグ、枝豆、ほうれん草となかなかのメニュー
だ。夜中にトイレで起きて空を見上げると見事な満天の星。手を伸ばせば届きそうだ。
翌日6時過ぎにテント場出発。7:50稜線に出るがガスが出ていて視界ゼロ。8:20稜線上の見晴らしの
良い所に着く。その先に小仙丈岳が見えてきた。再びガスがかかってくる。9:20小仙丈岳(2855M)着
。視界ゼロで寒い。10:50仙丈岳に着く。途中花畑あり何度も立ち止まっては花の写真を撮り道草をし
ながら登って来た。稜線を歩いてきたがガスが完全に山を覆ってしまい登山道しか見えずそのため
足元に目がいき綺麗な花に出会うという楽しみがあった。
山頂(3032.7M)はガスが張り出し風がきつく気温も低い。手の指先が寒さで痺れてきた。夏山といっ
ても侮れない。簡単に昼食を済ませ12時に下り始める。下りは小仙丈小屋経由で大滝藪沢コースを取
る。
頂上から少し下ったところで急に目の前で動くものがあった。良く見ると雷鳥である。こんなところで
夏に見るなんて想像もつかなかった。4羽いる、どうやら家族連れのようだ。我々を恐れる様子もなく
道端の餌らしき物をしきりについばんでいる。更に下っていくとガスが晴れてきた。後ろを振り向くと
小仙丈小屋がくっきりと見えた。
大滝藪沢まで下ると雪渓が残っていた。途中5〜6歳ぐらいの女の子が両親と一緒に登ってきて少し
言葉を交わし励ましてあげた。太平山荘に2:45着。あとはテント場までもう少しである。
第1回目の仙丈岳登山。
職場の仲間と登る。91年の
9月の事で真ん中の私もまだ若
かったのだ。
仙丈岳
山頂で
出発前のテント場で
藪沢の雪渓
三度仙丈岳へ 2005年8月23日
仕事で親しくなったニュージランドの青年と
登ったがこの日も途中から今度は雨になった。
大滝あたりからは雨の中を登る事になる。山頂でも
雨は上がらず傘を差しての登山となる。雷鳥はこの
仙丈岳をねぐらにしているのだろう、今回もまた数羽
見つけた。これでこの仙丈岳へは三度登った事になるがそのうち二度も雨かガスに見舞われてしまう。