九州百名山の旅(3)
北谷登山口
県道7号を高千穂町に戻り道路標識
に従い登山口に着く。トイレ、休憩所も
あり駐車場は広い。時刻は既に昼
過ぎを回っていて多くの登山者が下
山しくつろいでいた。そんな中私は
山に入っていった。案内板には往復
4時間とあった。
祖母山
標高:1756M 所在地:大分・宮崎県境
と 古祖母山 標高:1633M
平間平
道は良く整備された歩きやすい登山
道。天気は昨夜から大雨強風の最悪
のようすで早朝はまだ雨が残ってい
た。高千穂町に入った頃に雨も上がり
少しづつ天気は回復していた。古祖母
山ではまだガスの中だったが、ここへ
来て天気は完全回復していた。
樹林帯を抜けると祖母山
が見えてきた。ここは広場
になっている。
登山日: 2007年5月10日 雨、曇りのち晴れ 歩行時間:6時間40分 単独行
コース: 古祖母山登山口(8:10)→(8:33)傾山との分岐点→(10:00)古祖母山
→(11:20)古祖母山登山口→北谷登山口へ車で移動
北谷登山口(13:05)→(13:50)平間平→(14:25)祖母山が見える場所
→(15:05)祖母山頂(15:15)→(16:40)北谷登山口
祖母山は5つの山の中で一番苦労のいる登山のようなので十分時間をかけて歩こうと
考え早朝5時半に宿を出る。県道の途中にある尾平登山口から登る予定であった。が
まだかまだかと県道を走っていたら登山口を見つけた。そこに車が2台停まっていたの
でここだと早合点をしてしまう。
右・祖母山
8時10分に登山口から登り始めた。予定をし
ているコースとは違うようだと思いながら
更にしばらく登って行くと左の案内板に出会
う。左・傾山、右・祖母山の標識に安心する。
阿蘇山を望む
展望も良く西に阿蘇山が
見えていた。北や東方向
の山々も良く見えた。
古祖母山(1633M)
先ほどの案内板を信じてどんどん歩い
ていくと古祖母山に着いた。幸いに一人
登山者がいたのでコース確認をしてみる
と、やはり自分が間違ったコースを歩いて
いることに気づいた。傾山から祖母山へ
の縦走コースを歩いていたのだ。ここから
祖母山までは3時間以上はかかる事が分
かり大ショックを受ける。このコースで祖母
山往復をしてもとの登山口に戻る事には
かなり無理があるように思えた。彼はこの
古祖母山に登りに来ていた様で、落ち込ん
でいる私に別の楽なコースがあると教えて
くれた。そこは宿への帰り道に近く時間的
にも今日中に山頂に立てると考え、彼に
お礼を言って下山する。
三県境
大分県・熊本県・宮崎県との三つの
県境。下山者数人と会う。その内の
一人の話では登山道がこんなに整備
されていなかったそうだ。
祖母山頂の祠
この「山名の由来は健男霜凝日子
(たけおしもこりひこ)と神武天皇
の祖母にあたる豊玉姫が祀られた
ことから付けられた」と本にある。
真ん中の祠は石で出来ていて健男
社が祭られているそうだ。
古祖母山への縦走コース
多分古祖母山から歩いていたら
同じような時刻にここに立ってい
ただろうと思った。がこれでよか
ったのだ。何とか今日中に祖母山の
頂を極める事が出来たことで安堵
する。
下山後宿(南阿蘇国民宿舎)に戻り温泉で疲れを癒す。明日は阿蘇山の予定で朝食を済
ませゆっくりして出かけるつもりである。