安達太良山

標高: 1700M   所在地: 福島県


登山日: 2010年10月12日、 晴れ、 妻と二人

コース: 奥岳登山口(ゴンドラ)→薬師岳山頂駅(9:15)→(9:20)薬師岳展望台→(9:53)仙女平
    分岐→(10:35)安達太良山頂(11:05)→(11:44)峰の辻→(12:13)くろがね小屋→
    (12:40)勢至平分岐→(13:20)奥岳登山口


腰椎手術後の体調を考えて長期間山を封印していた。今回が丁度1年振りの百名山となる。しかし
まだ無理をしない方が良いだろうと考え、比較的楽な山を二つ選ぶ。妻も同行。

高速を乗り継いで、前日奥岳登山口に正午到着。この日は足慣らしを兼ねて「あだたら渓谷自然遊
歩道」を歩く。遊歩道とあったのでぶらぶら歩きで行けると考えていたが、渓谷に沿って高低差も
あり、足元もぬかるんでいて結構な山歩きだった。

      魚止の滝

この遊歩道は幾つかの滝がその景観を
盛り上げている。そのうちの主なものを
3つばかり紹介したい。

       昇龍の滝

この遊歩道は登山道と平行して歩く事がで
きるので、山からの下りに歩いても良い。紅
葉がここまで降りてきている。

      平滑の床

安達太良山の源流で特に景観の良い
この地域は鳥川と言われて滝が美しい。

ゴンドラ乗り場から薬師岳を望む。手前はコスモスの群生。

ゴンドラから見る紅葉。奥に見えるのは鉄山(左)と箕輪山(1728M)で安達太良山連峰の最高峰。

安達太良山とその乳首。 なだらかな山容の上に溶岩の突起した所があり、ここから見ると
丁度乳首の様に見えるのでそう命名されているようだ。薬師岳展望台よりの眺め。

仙女平分岐。県民の森からの表登山口コースとの合流地点。

登るにつれて紅葉が益々美しい。

右手の山の上に小さく見えるのがゴンドラの終点駅。

山頂近くから見る牛の背と鉄山に続く登山道。

溶岩の山頂

安達太良山の山頂で

山頂(溶岩の突起の上)からの眺め。360度の展望あり

見事な山の紅葉をバックに気分も最高だ。

沼ノ平。 山頂で妻と別れて私はくろがね小屋経由で下山する。 牛の背を下り峰の辻への分
岐から見る沼ノ平。山の紅葉とは一変し、まるで死の世界。火山性の毒ガスが発生している為登
山禁止区域

牛の背とその奥に山頂を見る。

峰の辻と篭山(1548M)

鉄山と紅葉

くろがね小屋と紅葉。小屋は温泉付きで小奇麗な感じ。

勢至平分岐。くろがね小屋からはなだらかな下りで、この先は林道(道標は馬車道)となり、それを行くの
も良し、近道を選ぶのであれば旧道(登山道)を行くと良い。だだし、登山道はかなりぬかるんでいて雨
天時は林道を選ぶべし。

奥岳登山口。少し手前に橋があり、そこから左に下りればあだたら渓谷自然遊歩道に入る。

安達太良山は万葉集に出てくる最北の山だそうで、南から北へと和尚山、安達太良山、船明神山、
鉄山、箕輪山、鬼面山と約9キロにわたっている連峰の一つ。高村光太郎の詩集「智恵子抄」では
「阿多多羅山」としている。一軒宿の富士急ホテルのロビーには智恵子抄にまつわる作品が展示さ
れていた。


百名山を目指している私にはこの山は58座目となる。まだ半分近く残っているが、腰椎の症状が
再発すれば山を中止せざるを得なくなり、後いくつ登れか今は五里霧中。 とにかく先のことは余
り考えず体調の許す限り山を目指したい。

奥岳の湯に浸かり次の山、西吾妻山に向う。

百名山へ
夫婦の山へ
還暦後の山へ