奈良自転車道
2008年9月11日
スタート地点の法隆寺。
聖徳太子が建立された寺院で
1400年の歴史がある。1993年
に世界文化遺産のリストに日本
が初めて登録される。飛鳥時代
の姿を伝える世界最古の木造
建築。
秋篠川沿いの快適な自転車道を走り、尼辻を越え、大和西大寺に近づくと右に朱雀
門が遠くに見える。赤い建物なのですぐに判る。どうやら平城宮跡に沿って走ってい
るようだ。
薬師寺
天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒
を祈願して発願(680)、持統天皇によって本
尊開眼(697)、更に、文武天皇の御代に至り
飛鳥の地において堂宇の完成を見る。その後、
奈良時代、平安遷都(710)に伴い現在地に移
された。(718) 世界遺産の一つ。
薬師寺遠景
法輪寺遠景
法隆寺の長い塀沿いに北に向い家並みか
ら離れて少し坂道を行くと右手に法輪寺
が見える。
法輪寺正面
斑鳩の北の端、三井の里にあり聖徳
太子の御子山背大兄王創建とも伝え
られ、飛鳥時代の仏像と昭和50年再
建の飛鳥時代の三重塔で知られている。
法起寺
畑の中を通る道を行くと9号線に出る。
それを左に折れるとすぐ法起寺に着く。
畑の中から見る法起寺
推古14年(606)に聖徳太子が法華経
を講説されたという岡本宮を寺に改
めたものと伝えられ、法隆寺四天王
寺、中宮寺等と共に太子御建立七ヵ寺
に数えられる。
9号線に沿って坂を登る。下って行くと
慈光院の看板が見えてきた。車道からは
このような急な坂を登る。かなりごつご
つしていて登り辛い。
慈光院
寛永3年(1663)片桐石見の守貞昌が
父貞隆の菩提寺として建立した臨済宗
大徳寺派の寺。小高い丘の上にあり、
門の前に立つととても静か。
慈光院を出、すぐの富雄川を左に折れて川沿いの自転車道を走る。しばらくはのんび
りとした気分で走れる。外川橋を右に曲がり、144号に入る。道幅が狭く車に注意し
ながら走るが道が心配になり、人に尋ねたところ間違っていなかった。少し坂を上が
っていくと、再び9号線に出た。
9号線の右の自転車道を北上する。道は大きく右にカーブし、郡山城址右方に目に入
ってきた。近鉄橿原線を越えて9号沿いを走る。柳橋辺りで、自転車道は車道から離
れて川沿いを行く事になる。この辺りは自転車道の立て札を見落とさないとうろう
ろしてしまうだろう。更に秋篠川を北上すると左の方に薬師寺が見えてくる。
唐招提寺
更に北上すると、唐招提寺に着く。
ここは来日した鑑真和上が東大寺
で5年過ごした後、天平宝治3年
(759)に戒律を学ぶ人達のための
修業の道場を開き、「唐律招堤」と
名づけ、鑑真和上の私寺として始ま
る。金堂は弟子の一人の如宝の尽
力により完成したと言われている。
朱雀門
よく整備された自転車道
途中で道を間違えたりしてこの平城京跡につくのに予定より時間がかかった。ここで昼食をと思うが近く
にコンビニなどが無く西大寺駅近くまで弁当を買いに走る。戻って木陰の涼しいところを見つけてお昼に
した。
思ったより日差しも強く疲れていて食後ここでゆっくりと休む。ツイうとうとしてしまった様だ。後、これか
ら先はまたの機会にしようと決め往路を戻る。法隆寺前の売店で名物?柿アイスクリームが美味しかった。
今日の走行距離は38キロ。