大菩薩嶺

標高:2057M   所在地:山梨県


登山日:2007年11月4日  晴れ   歩行時間:5時間20分  単独行

コース:丸山峠分岐駐車場(雲峰寺より)(6:10)→千石茶屋→第一・第二展望台
   →(7:35)上日川峠(7:40)→(8:00)福ちゃん荘→唐松尾根→雷岩→
   (9:00)大菩薩嶺山頂→雷岩(9:40)→妙見の頭→賽の河原→(10:17)
   介山荘→(10:44)福ちゃん荘(10:50)→(11:06)上日川峠(11:17)→(12:14)
   千石茶屋→(12:25)丸山峠分岐駐車場


奥秩父・奥多摩の山旅も今日が4日目でこれが最後の山となる。天気は日毎良くなり、今
日が一番最高の日和だ。いい山歩きが期待できそうで、足取りも軽い。駐車場傍のゲート
をくぐり車道を行く。現在この車道は通行禁止で上日川峠までは美しい樹林帯の道を歩
くことになる。 

 第一展望台からの山の紅葉

千石茶屋から車道と別れ登山道と
なる。急斜面の道をジグザグに登っ
て行くと尾根に出て第一展望台に
着く。

  山梨森林百選・大菩薩のブナ林

上日川峠へは、大菩薩湖沿いの道を車で
登れるので、そちらが人気コースになって
いて、この道はあまり人が歩かない。その
分とても静かで、ブナ、ミズナラなどの樹
林がいい具合に紅葉していてとてもいい
コースだ。大菩薩嶺へはこの道を歩かない
と山の良さは分らないだろうな。

    唐松尾根との分岐

上日川峠に出ると大きな駐車場が
あり既に登山者で賑わっていた。こ
こから福ちゃん荘までは車道に沿っ
て林の中を歩く。福ちゃん荘から道
は二つに分かれていて登りを唐松
尾根コースを取る。

  視界が開け富士山現わる

樹林の中を登って行くと視界が開け、、
振り返ると見事な富士山が目に飛び込
んできた。思わずカメラを取り出しシャッ
ターを切る。この唐松尾根コースは1時
間程度で山頂に立てるので、早く山頂
から富士山を眺めたければこのコースを
取るとよい。

    ススキの斜面

ススキの原からは急登が始まる。
しばらく登って行くと岩が露出した
雷岩に出る。

    雷  岩

岩の上からの眺めは素晴らしく
富士山や南アルプスが見える。
この写真は下りのコースから撮
ったもの。

    大菩薩嶺山頂

三角点のある山頂は木に囲まれて
残念ながら展望はない。記念写真を
撮り、すぐに雷岩へと戻る。

  富士山と大菩薩湖

時間が経つにつれて雲が
出てきた。唐松尾根コースを
取ってよかったと思った。雲が
富士山隠そうとしている。

富士山望遠

   南アルプス

富士山の右手に南アルプス
を望む。

仙丈岳(左)と甲斐駒ケ岳(右)望遠

  大菩薩峠への尾根

富士山などの素晴らしい眺めを
満喫した後、下りはこの尾根を歩
き、大菩薩峠へと向う。

賽の河原

  親知らずの頭

その後、富士山は雲の中に
隠れてしまう。

大菩薩峠と介山荘

中里介山の文学碑

大菩薩の湯

大菩薩峠から上日川峠に戻る。中里介山の小説で広く知られている大菩薩峠だけあっ
て尾根道から上日川峠までは登山者やハイキングや観光目当ての人々で一杯だっ
た。上日川峠からは再び静かな山歩きを名残惜しみながら下る。4日間4座を無事に予
定通りに終えることが出来た。天気にも恵まれ4日目の今日は申し分のない山歩きと
なる。大菩薩嶺が私の55座目の百名山。下山後、再び大菩薩の湯に浸かり、4日間の山
の疲れを癒す。仮眠の後、勝沼ICより大阪へと車を走らせた。深夜1時帰宅。

今年の百名山はこれが最後になるだろう。今年はよく登ったと思う、数えてみると20
も踏破している。それら以外の山と金剛山の21回(水越峠より)を含めると44にもな
り、今年は山に明け暮れた年とも言えそうだ。

百名山へ
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