金峰山
(百名山) 標高:2599M 所在地:山梨・長野県境
登山日:2006年8月2日 曇りのち晴れ 歩行時間:6時間45分 単独行
コース:登山口駐車場→(42分)→富士見平小屋→(45分)→大日小屋→(31分)→
大日岩→(73分)→金峰山小屋分岐→(30分)→山頂→(26分)→金峰山小屋
分岐→(88分)→大日小屋→(40分)→富士見平小屋→(30分)→駐車場
今回の山行きはこの金峰山と瑞がき山である。前日大阪から車を走らせ夜遅く瑞がき
山荘の近くにある駐車場に着く。ほかに2台駐車していた。山の中に来るといつも思うの
だが外は本当に真っ暗闇。漆黒の闇とはこういうことを言うのだろうと思う。二つの山
をどのコースから登ろうかと迷った末に、一日目はここから金峰山を往復し二日目に瑞
がき山に登ろうと決めた。金峰山は大弛峠からの方が登り易いのであるが、その峠まで
の車移動が面倒くさくなり下山後はゆっくりできるこちらからにした。
登山口
早朝6時前に出発。駐車場から少し
下ったところに登山口がある。空は
まだ曇っていた。私が出かける前に
一人車でやって来て先に出かけてい
った人がいた。森の中はまだ薄暗い。
マルバダケブキ
ミズナラや白樺林の中を登って行くと
富士見平小屋に出る。この辺りはこの
マルバダケブキが群生している。漢字
では丸葉岳蕗と書き蕗の仲間のようで
ある。残念ながら花期には少し早いよう
で花が咲いていれば壮観だろうなと思
った。ここが瑞がき山との分岐点。
大日岩
富士見平小屋からは樹林帯の中を
ひたすら登って行くと大日小屋に出
る。この辺りからシャクナゲが現れ登
りもきつくなる。大日岩の標識を探し
たが見つからなかった。多分これが
そうだろうと思う。
千代の吹き上げ
大日岩から登りが続き、木々の切れ目から
は明日登る瑞がき山が見えていた。最後の
急坂が終わり岩稜地帯に出る。ここは凄い
岩場で登山道の右側(南側)がこの様にスト
ンと落ち込んでいて注意して歩かねばなら
ない場所である。
金峰山
前方には金峰山が見えてきた。
左一番奥が山頂
山頂近くの稜線
金峰山小屋との分岐を過
ぎるとあと少しで山頂。下山
途中の人と少し立ち話。彼に
よると昨日は雨に降られ金峰山
小屋に泊まり今朝の下山となっ
たとのことでした。
五丈岩
「この山名の由来は奈良の吉野の
金峰山から蔵王権現を分祀した
ことによるという。昔はこの鳥居の
前に奥宮がありその中の籠堂に蔵
王権現の像が安置してあったそう
である。」以上資料より。
瑞がき山
翌日この山頂に立つ。
山頂からの眺めは良く翌日登る
瑞がき山はもちろんの事、その
右には小川山が見えていた。しか
し遠くの山々は霞んでいてはっきり
しない。富士山、八ヶ岳、南アルプス
なども見えるのだが。唯一大菩薩嶺
だけは確認できた。
シャクナゲ
花の盛りは終わってい
たが遅咲きの一輪を
見つけました。
山頂でガスが張り出しこれ以上待っても良くならないと判断し下山を始める。登って
きた道を下る。大日小屋の水場で喉を潤す。山の水は本当に美味しい。2時前に下山。
そして生ビールをグイっと。山のあとのビールほど美味しいものはない。
夕食の準備をしていると単独行の人が車でやって来た。新潟の人で最近登山を始め
たようでここに来るまで両神山、雲取山、大菩薩嶺、金峰山(大弛峠から)に既に登っ
てきたという。夕食後暗くなるまでその人と語る。車中二泊目。