標高1914.9M、 2006.6.20(晴れ)

この大峰山系は以前に稲村が岳(1725.9M)へ登ったきりでその後近くにありながら足が
向いていなかった。百名山の本を見ていてこの山がその中に入っていて近畿の最高峰で
あることを知り登ってみようという事になった。またオオヤマレンゲという美しい花も見
たかったのである。

登山日前夜遅く友人と二人で行者還トンネル西口に着き車中泊をする。ここは15台ぐらい
は駐車できそうなところで小さな滝がありいい所だ。朝はとても爽やかだった。他に車2台
車中泊していた。

6月下旬の山行きで新緑が美しく風
も爽やかでとても気分の良い山歩き
でした。大峰の名花と言われるシャク
ナゲとオオヤマレンゲは一方は遅過
ぎてもう一方は早過ぎて見ることが
出来ませんでしたがシャクナゲ一輪だ
けをかろうじて見ることが出来この一
輪に感動しました。
左上は新緑の登山道、その下は根が蛇
のよう体の色合いで丁度へびがニョ
キと立ち上がったようでもある花です。

       山頂よりの眺め

弥山とその後方には行者還岳、更に奥に三角の
山が大普賢岳、その左に山上が岳を望む。展望は
とても良く360度見渡せる

弥山からハ経ヶ岳への下り
で振り返ってみた山肌。

       八経ヶ岳

弥山からは1度下り又登る事になる。
下った辺りがオオヤマレンゲの群生地
であるがまだ花の季節には早かった
ようだ。7上旬が良いそうだ。ここは花を
鹿などから守る為に網があり登山者は
鉄の格子戸を開けて出入りをすることに
なる。熊も出るらしい。

百名山へ

コーライテンナンショー

    行者還トンネル西口

行者還林道の開通でここから登れば
日帰り登山が可能になっている。

  登山道入り口

駐車場のすぐそばにある。

    小さな木の橋

少し行くとこんな可愛い木の橋
がある。これを渡ると登りが
始まる。

    大峰奥駈道出合

ここまでの登りはかなりきつくまた
木の根が多く歩きにくい道でもある。
左へ行くと行者還岳や大普賢岳へと
続く。今回は右へと進んだ。

    大峰奥駈道

大峰山脈の吉野と熊野を結ぶ
約170キロに及ぶ厳しい修行
の道。最高峰八経ヶ岳をはじめ
山上ヶ岳、大普賢岳、釈迦ヶ岳
などの山々が居並んでいる。
2004年7月に世界遺産に登録
されている。八経ヶ岳への道は
この一部を歩く事になる。

      弁天の森

出合からは少しアップダウンと繰り
返すとこの森に着く。1600M

     弥山と小屋

この辺りから少し展望があり、弥山
が見える。山頂付近に茶色い小屋の
屋根が見えているのだが。

   山頂で

山頂を表す標識がトタン
板のものであり絵になら
ないのでこの写真になり
ました。

大峰山八経ヶ岳


コース:            所要時間:5時間15分

行者還トンネル西口(6:15)→(7:10)大峰奥駈道出合(7:15)→(7:35)弁天の森
(7:40)→(8:08)聖宝宿跡(8:08)→(8:50)弥山(9:13)→(9:38)八経ヶ岳山頂
(10:00)→(10:20)弥山(昼食)(11:15)→(12:33)大峰奥駈道出合(12:46)→
(1:27)行者還トンネル西口

    聖宝ノ宿跡

ここまではブナ林の中の全体に緩
やかな登りである。この宿跡から
は弥山への急坂が始まる。聖宝八
丁の坂と言われているらしい。
後方の坐像は理源大師像で真言宗
の開祖・空海の孫弟子だそうです。


     弥 山

登りつめると標高1895Mの弥山
に着く。山小屋あり。
ここで少し休んでいるとライフル銃
を持った人が現れた。聞いてみると
オオヤマレンゲを守る為にそれを食
い荒らす野生の鹿を退治している
とのこと。背中のザックには既に
仕留めた鹿が一匹入っているらしい。 

シャクナゲ