立山の稜線を歩く

(1969年9月22日〜24日)

雄山山頂

山頂には祠が祭ってあった。ここからの展望も素晴らしく北アルプスんなどが見える。
10分程進むと立山の最高峰大汝山(3015M)に立てる。そして平坦な道を進むと富士
の折立(2099M)だ。

夫婦二人で歩いた最初の山。3日間とも快晴に恵まれ9月の爽やかな秋晴れの山歩きであり
山の稜線を歩いていても周りの山々が良く見えとても気分の良い山歩きであった。この立山
の雄大な山山と眺望の素晴らしさが私達に山歩きの良さを教えてくれたようである。


どうして夫婦の最初の山行きがこの立山になったのかと疑問jに思われるでしょう。それは
山好きな同僚がいてその彼が富山県出身だったのです。しきりに立山の良さを聞かされそ
れじゃ行ってみようかという事になりました。それで立山の事を少し調べてみると「立山
(雄山、大汝山、富士の折立)は古くから富士山、白山と並び日本3霊山とされている。」更
に「霊山とは山頂に登り世の安寧を祈願するものである。」とあり、少しでもそんな風に世
の為になるのであればと思い、それに富士山と白山は既に登っていたのでこれで3霊山
登頂出来るとも考えたのでした。

富士の折立からは下りと緩やかな
登りが続き真砂岳に着く。さらに登
りが続き別山へと向かう。

右は真砂岳への途中。奥の山は
左が大日岳、右が奥大日岳。

        別 山(2874M)

広々としたところ。真下には剣沢が広がり目
の前には剣岳と八つ峰が堂々した姿で立っ
ている。

剣  岳

当時はこんなリュックを使ってい
たのです。テント地で重いもので
した。今はとても軽くて背負い易い
もので山歩きもリュックだけでなく
服装や靴も良くなり随分と歩き易く
なったものだとつくづくあり難く思い
ます。

別山を経由してこの日の宿は剣
御前小屋にしました。夕食は丼
だけのもので布団はすこし湿気が
含んでいたように記憶しています。
山の上でとにかく屋根のある所で
空腹が満たされ一夜の睡眠を取れ
れば良いということでしたので何も
不満はありませんでした。そんなもん
だったのです山小屋とは。今は暖かい
ご飯と美味しいおかずそして味噌汁
などがテーブルに並びご飯のおかわり
が出きるので食べすぎでしまうことすら
あるようですね。

翌日も快晴で雷鳥平に降り、地獄谷
を通って室堂へと戻りました。

室堂→一ノ越→雄山→大汝山→富士の折立→真砂岳→別山→剣御前小屋→雷鳥平ら→室堂

百名山へ
夫婦で歩いた山の記録へ

大阪駅(急行「立山」)→富山駅(地方鉄道)→千寿が原(ケーブルカー)美女平ら(バス)
→室堂

       室 堂

雄山から見た室堂。みくりが池ヶ見
えその奥は二つの大日岳。この室
堂はもう既に標高は2450Mである。

この室堂に立つと目の前に雄大な
山山が広がっている。右は雄山をは
じめ立山三山が左には大日岳の素
晴らしいパノラマが一望できる。

正面の道を真っ直ぐに一の越へと
向かう。1時間半ぐらいで一の越に
着きここからは右は五色が原方面
で左の雄山への更にきつい登りが
1時間ほど続く。