大台ケ原から大杉谷へ

コース                       (1969年7月25日〜27日)

大和上市(バス)→大台駐車場→大台ケ原探勝→大台山の家(泊)→日出ヶ岳(1694.9M)
→堂倉小屋→堂倉滝吊橋→与八郎滝→隠滝吊橋→光滝→七つ釜滝→桃の木山の家
→平等ぐら→ニコニコ滝→千尋滝→地獄谷吊橋→大日ぐら→発電所→宮川ダム乗船場
→大杉下船場(バス)→近鉄松坂駅


大台ケ原に降る雨がやがては豊かな水量となりそれが作り上げた原生林の中の大渓谷。
そしてこの渓谷が生んだ見事な滝や淵を探勝できる登山コース、途中何度も渡る吊橋な
ど渓谷美豊かな山歩きである。今回は私と妻のそれぞれの職場の山好きな仲間達(6名
パーディー.・男4、女2)との山行きとなる。

大台ケ原探勝

大台ケ原駐車場から大台山の家へ、ここにザックをおき1周3時間ぐらいのコースを歩く。こ
こからは急な下りとなりシオカラ谷へ出る。つり橋を渡り徐々に登り牛石ヶ原に着き大蛇
ぐらに立つ。そして正木ヶ原を通り日出ヶ岳分岐から駐車場、山の家に戻るコースである。 

    大蛇ぐらに立つ

当時まだカラー写真は主流になって
いなくこの山行きでは白黒の写真も
見ていただくことになります。この大
蛇ぐらはその天辺が谷に大きく突き出
て立っていてもとてもスリルを感じる
場所である。

翌朝は暗いうちに小屋を立ち日出ヶ岳へと登る。この山行きは幸いにもまれに見る快晴
に恵まれ日出ヶ岳(1694.9M)からは日の出を拝む事ができ山行きの安全を祈る。天気の
良い日にはここから富士山まで見えるそうです。

大杉谷へ下るこのコースは最後にはダム湖にたどり着くわけだから全体としては下りで
あるのはもちろんだ。がことはそうではないのが山歩き。下ったかと思うとすぐに急な
登りがありまた下る。こんな繰り返しで、若いときに歩いているが今でも思い出せば「と
てもしんどかった山歩き」という印象が今も消えない。

素晴らしい滝をどうぞ

光の滝

七ツ釜の滝

   千尋の滝

長女の名前はこの滝に
因んでつける。

ニコニコの滝

いくつ吊橋渡ったであろうか地図を見て確かめたとこ5つ以上はあるようだ。当時そ
の多くが重量制限があり1名以上は危険とあった。あれから40年近くたった今多分そ
れらのつり橋はもっと頑丈に作りなおされているだろう。ひょとしたら鉄骨で?もしそ
うなら、全く風情なしだ。見事な滝がありそれに一人が渡れるくらいのつり橋があっ
てこそ深い自然の中の渓谷を歩く魅力あるコースなのだから。

重量制限のある橋
橋奥の右の方に数名の
登山者達が待っているの
が見える。一人で渡って
いて橋が揺れると途中で
とても不安にさせられる。

橋の向こうに見えるのが
桃の木山の家。ここには
宿泊せずに一気に下る。

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