岩木山(1625M)山頂に立つ。

少し雲もあるがまずまずの天気で良かった。

日当たりの下、おやつで山頂の気分を満喫。 

東北百名山の旅(3)

岩木山

所在地: 秋田県      標高:1624.7M


山頂からは360度大パノラマ

眼下に見えるのは、リフトの駅と
右下には八合目の駐車場。そ
の奥は西目屋村かな?

9月27日に自宅(大阪)を出発して車中泊キャンプを繰り返して5日目の朝を迎えた。幸に天気
にも恵まれ、下りで転倒はしたけれど無事にここまで来られた。さあ、次は最後の山だ!

ただ、この年(82歳)になって二日続けての山登りは少しきついようで、昨日の事もあるので無
理をしないでこの岩木山は八合目まで車で行くことにする。

朝を迎えても登山口にやって車は一台もなく何となく寂しい思いになっていた。朝8時に私が出
かけようとすると一台やって来た。登山者の女性に私が話しかけて、確かめてみると、彼女はこ
の登山口から登る予定だったので、「お気をつけて!」と言って、私は八合目に向かう。

八合目の駐車場に着くと、既に何台も止まっていて、そして後からどんどん上がって来る。
この嶽温泉から入山する登山者は少なく、どうやら八合目から山頂を目指す人が多いようなんだ
と判断する。私もその一人だ。

   朝焼けの岩木山

西目屋村の宿の部屋から臨
む朝の光を浴びて赤く染まっ
ている岩木山。丁度一年前に
夫婦で白神台地を歩く旅で
宿泊した所。登山道は左の稜線から、最後は急登で山頂へ続いている。

岩木山は97.9座目の百名山。

予定通り三座を登り安堵する。この年で三日続けて登れたことにも大満足。途中で動けなくなれば
そこで止めて帰宅するしかないと心配もあったが、本当に何とか予定通りに三つの山の山頂に立てた
事は私にとっては大きな自信?いや、自信は過信につながるので、実績となる。

嶽温泉登山口に戻り温泉に入る。体を温泉に首まで浸かった時は何とも言いようのない豊かな気分
になる。この旅での初めてのお風呂だ。体の芯まで疲れを落としていくような感じ。とてもいい湯だった


しばらく休憩して、帰り道の東北自動車道へ向かう。途中の道の駅で、少し早い夕食で造り定食を
食べる。とても美味しかった!もうでこれでキャンプの自炊から解放されるんだと嬉しくなる。  
東北道岩手山SAで車中泊。 翌日10月2日は新東名・静岡SAで車中泊。そして、3日10時50分無事
帰宅。 この旅では、大阪の自宅を出て1789キロ走る。

残る百名山は黒部五郎岳と水晶岳。 どちらも簡単に近づけない、山小屋に泊まりながらの山旅と
なるようだ。 来年には、いやもう少し先かもしれないな、百名山完全踏破は。

無事に下山。下りの方が危険度が大きく、一歩ずつ最大の注意をはらう。八合目からは
簡単に登れるような気分でやってくると大変な思いになる。登ってくる人を見ていると、登山
者というより観光気分で登って来ているような人もいて、とても気になった。イギリス人夫婦
と出会い、服装の様子から気になり、樹林帯を抜けた後、山頂までの登りはかなり険しいの
で要注意と忠告して別れる。その後、私が下山後休憩しているとこの夫婦がやって来て
、「私の忠告を守って山頂まで行かないで戻りました。」と言っていた。

左の方に白神山地が見え、昨年は妻と二人で歩いたなと思い出し、
そして奥には日本海も真近くに見える、素晴らしい展望だ!

登山日: 2024年10月1日、曇り日晴    単独行
コース: 八合目登山口(8:50)→(9:32)岩木山神社登山口コースとの分岐→(10:10)山頂 (10:50)下山



八甲田山へ
百名山へ

八合目から臨む山頂方向

岩木山神社と奥宮
と奥に津軽半島


山頂避難小屋、あともう少し。
ここから岩などの急登で浮き
石もあり、とにかく要注意だ。
両手を使って3点確保しながら
一歩一歩登る。

山頂に続く道、また雲が出てきた。
晴れの内に山頂に立ちたいと願う。

山頂まで25分

八合目登山口

晴れてきたようだ、左奥が山頂のようだ。

樹林帯の中を登って行くと、展望が開
けて、前方に山頂らしき頂が見える。

八合目からは1時間半で山頂に行ける
さらにリフトまであるのだ。これは少し楽を
し過ぎかなと思いながら出かける。天気は
それ程良くなく、曇っている。