東北百名山の旅(1)
(2024年9月27日〜10月3日)
83歳になった今残りの百名山5.1座をどうするか、もうここまで来れたので満足してもいいのでは
ないのか? いや、まだ登りたい、登れなくなるまでチャレンジしたい等と悩んでいるうちに気が付
けば登山計画を立てていた。東北百名山(岩手山、八甲田山、岩木山)の旅。
今年も9月に入っても夏日が続き、秋の気配どころか、台風襲来で晴れの日が続かない。2週
間天気予報を見ながら何とか日程を決める。
土曜日の夜無事に登山口に到着。8時を過ぎていて真っ暗。軽く食事をして車中泊。
翌朝日曜日だがまだ駐車場にはそれ程登山者の車がなく少し驚く。昨夜途中のコンビニで買っ
たパンと牛乳で朝ご飯を済ませて山に向かう。、
9月27日 車で自宅出発、名古屋発19時のフェリーで仙台港へ向かう。
28日 16時40分仙台港着。岩手山馬返し登山口へ。車中泊。
29日 岩手山登山。下山後、酸ヶ湯温泉八甲田登山口へ。車中泊。
30日 八甲田大岳登山。下山後、岩木山嶽温泉登山口へ。車中泊。
10月 1日 岩木山登山、下山後、帰宅のため東北道に入り、岩手山SAで車中泊。
2日 新東名高速道路静岡SAで車中泊。
3日 無事帰宅。車の走行距離は1788キロ。
下山は八合目避難小屋で暫く休憩を取り、七合目からは樹林帯の新道を選ぶ。岩の多い
旧道は危険度が高く感じたため。15時半下山完了。
やはり年にはかなわない、この岩手山登山で10時間近く山を歩いている。下りでは若い
人達にどんどん追い越され行く。 まあ仕方のないことだ、でも私にとって大切な事は岩手
山に登り切ったことだ!自分のペースで次の山も頑張ろう。
95.9座目の百名山。 さあ次は八甲田山大岳だ。
車に戻り残った非常食を食べ、次の山の酸ヶ湯温泉登山口へと車を走らせる。
到着後、夕食を取り、車中泊。
帰宅後に知ったことだが、10月2日に岩手山の火山噴火危険度があがって、全ての登山
道が閉鎖され、登山禁止になったと知る。2,3日遅ければ登れていなかったようだ。
見渡せる景色は良いが登山道は一変する。岩やがけ登りが続き、勾配もきつい所がある。一歩一歩最大の注意を払いながらの悪戦苦闘だ。
景色を見ている余裕がない。
中腹より二手に分かれている道は
左は小石や砂利が多く登りにくいの
で私は右の道を選ぶ。外輪山まで30
分くらいの登り。
岩手山
登山日: 2024年9月29日 晴れ 単独行
コース: 馬返し登山口(5:50)→(6:40)1合目→(7:07)2.5合目新旧道分岐、新道へ
→(7:40)4合目分岐→(7:48)旧道へ向かう→(9:15)新旧道分岐点(1670M)
→(9:35)八合目避難小屋(10:00)→(10:17)8合目不動平分岐→(10:41)
外輪山に出る→(11:00)山頂(2038M)(11:20)下山開始→(12:04)避難小屋
(12:15)→(15:30)馬返し登山口 所要時間:9時間40分、休憩含む
ナナカマドの赤い実
よく考えると、登るのが一生懸命のあまり花などに気づくことがなかったな、と思う。でも、登山道はブナとミズナラの樹林帯と火山岩等の道だったので目に入らなかったように思える。
岩手山の山頂に立つ。先ほど
まで晴れていたのに急にガス
が出てきたようだ。雲が動いて
いるのでその内晴れるだろう。
山頂まで5時間以上かかる。や
はりこの年になるとこんなもんな
のかな?でも、念願の山頂に立
ててとても嬉しい、よくやったぞ!
という気持ちだ。ここで少しおやつなどでお昼。
山頂はもうすぐだ、頑張れ!
山頂に続く道、左側にはいくつも
の石碑がほぼ等間隔に立ってい
る。
山頂の外輪山に出る。ここから
お鉢周りが始まる。
平坦な道を行くと直ぐの所に不動
平避難小屋との分岐がある。
登山道は真ん中辺りから
二手に分かれている。ど
ちらを登るのかな?まだ、
山頂は見えない。
御成清水
こんな山の上に水が湧いているなんてありがたいもんだ!とても美味しかった!
8合目避難小屋
山頂は左の稜線の向こ
うのようだ。
左には雲がかかっているが、あそこに山頂があるのかな?
落ちてきたらどうする?
旧道に出ると眼下にこんな
景色が広がった。雫石の街並
みか?
4合目分岐
ここから旧道を登る。3合目にも
旧道との分岐があるので樹林帯登りが適わない様なら早めに旧道
に出ることが出来る。旧道は樹林帯でないので見晴らしが良い。
2.5合目
ここから旧道と新道に別れる
豆腐岩
豆腐に似ているとあるが、一体どんな豆腐?
直ぐの所にこんなものが登山者を監視していたのかな?
登山口
登山口はこのキャンプ場の所にある。登山届を出して山に入る。
ここは直ぐ上にキャンプ場になっていて、トイレや炊事場などがある。車中泊するには都合が良い所。
駐車場から見える岩手山
所在地:岩手県 標高:2038M
7合目の新旧道の分岐
下りは危険な旧道を止めて新道で降りようと考えながら先を進む。 樹林帯は終り、稜線が見えてくる。
1合目、山頂まで4.2キロ
外輪山(お鉢) 左方向の高くなっている所が山頂。