東北トレッキングの旅(1)

  奥入瀬渓流
   

2023年10月9日〜10日

雨にも降られたが無事に石ヶ戸に着く。今回のコースの地図上では12の滝がある。それらが
遊歩道の両側にある。傍を走っている車道の向こう側にもあるので、ガイドなしで歩くと見つかりに
くい。

お昼は谷地温泉へ。ここは三大秘湯の一つと言われている所で、酸ヶ湯温泉と同じ泉種らしい。
食後、入浴。まさに秘湯らしい感じのいいお湯だった。そして今夜の宿・白神山地近くの西目屋村
へ。


長い間(10年以上)も夫婦で山歩きに出かけていない。神社やお寺めぐりなどで結構
歩くことがあるが、自然の美しさなどを楽しみながらではない。 東北の白神山地は
世界自然遺産に指定されているところで一度あるいてみたいと思っていた。もう1ヶ所
奥入瀬渓流にも行ける丁度いい旅があり利用することにした。 

10月9日伊丹空港から青森空港経由で十和田湖畔の宿へ。

         カツラの樹
万葉集や古事記にその名が登場し、樹形の美しさから家具、碁盤、将棋盤が作られているとの事

水量が安定し洪水もないことで土地が良く肥えているので、トチノキ、カツラ、サワグ
ルミという樹々が両側に見られる。また、暗
く湿った所にはシダ類で覆われている。

    阿修羅の流れ

渓流が入り乱れ、水しぶきを上げて流れる光景で、奥入瀬の象徴とも言われる場所。

     銚子大滝

奥入瀬渓流の魅力は安定した水量と
穏やかな流れの中の景観が見どころ

この大滝は奥入瀬渓流にかかる随一の
滝で高さ7メートル、幅20メートル。見る
からに水しぶきを上げている堂々たる滝

渓流を遡上してくる魚が十和田湖まで
たどり着けないことから「魚止めの滝」と
呼ばれているそうだ。

      十和田湖

「約20万年年前に始まった火山活動により出来たカルデラ湖」と
ガイドの説明、その噴火で出来た
くぼみに雨水がたまって出来たそうだ。

白神山地へ
夫婦で歩いた山へ

千筋の滝

               石ヵ戸

「ケド」とは秋田のマタギ言葉で「小屋」という意味。幅10メートル厚さ1メートルの巨大
な一枚岩がカツラの木にもたれ掛かるようにして、自然で出来た岩の小屋を作っている。ここは昔女盗賊が住んで旅人を襲っていたという伝説がある。と書かれている。

      白布の滝

豊富な水量が一本の白い布のように流れ
ちるさまを表している滝。 

途中トイレ休憩があり、中間地点位から雨
が降り出す。雨脚が強い時もあり、後半は
辛い行程だった。

遊歩道は、一部道路を歩く所があるが
全体によく整備されている。

静かな流れ

玉簾の滝

白糸の滝

     九段の滝

その名の通り段々になっている岩の
上を滑るように流れ落ちている。高さは
15メートルもあるそうで、木々の間に
静かに流れ落ちている様子が何となく
良い感じだ。

森と渓流

翌10日、奥入瀬渓流を歩く。天気は良くなく、天気予報では朝から雨。3時間のトレッキングで距離は約
8キロ、雨を覚悟で出かける。出発点の銚子大橋では嬉しいことにまだ雨は降り出していない。石ヵ戸
バス停と休憩所を目指して歩き出す。