大雪山旭岳

標高:2291M  所在地::北海道


登山日: 2023年9月23日   晴れ、後雪と雨、そして晴れ  単独行

コース:  旭岳ロープウェイ→姿見駅(6:30)→(6:50)姿見池→(8:40)旭岳山頂(8:50)→
     (10:30)姿見駅→旭岳ロープウェイ

下り出すと風一層強くなり、顔に当たる物があ
り痛い。「アラレ」が降って来たのだ。そしてそ
れが雪になり、下るにつれて雨に変わる。岩
陰に寄り、ザックに雨除けカバーを付け、防雨
ズボンをはく。 手が冷たい、体感温度も下が
る。とにかく後は休憩なしで下り続ける。

地図を確認して、右方向の姿見池
(0・7K)へ向かう。旭岳までは3.3k
とある。

前日、22日はロープウェー駅から少し下った所にある野営場の駐車場で車中泊。
当日、車はビジターセンターに駐車する。 ここを6時に出発。 雲が出てきているようで何とか山頂
までこれ以上悪くならないようにと願いつつ出かける。

百名山へ
十勝岳へ

車まで戻りしばらく休んで、次の山・十勝岳登山口の「望岳台」に向かう。ここでゆっくり夕食を取り
車中泊。夕焼けが綺麗、夜のお月さんも綺麗で明日は良い天気になるだろうと期待して眠りにつく。


前日、登山口に向かっている時
見つけた旭岳

姿見駅に戻り、下山完了。そこから再度旭
岳を望む。気温は出発時とそれ程変わっ
ていない。秋の天気の良い日にもう一度登
ってみたいと思いつつロープウェイに乗る。
 94座目の百名山

  姿見の池から望む旭岳

何とも素晴らしい旭岳の姿だ!
こんなに良い天気の中この山に
登りたかったな!あの悪戦苦闘し
てガスの中、山頂を目指した
のはなんだったのか?、天気が良ければもっと良い山歩きだっただろうなと残念な思いになる。

振り返ると山頂(一番高い所)が見えて
いる。下りで雪に見舞われたところが
白くなり、冠雪が確認できる。

ガスが晴れだし眼下にはっきりと
姿見の池が見えた。下る先が確
認出来て少し安堵する。どうやら
大きく天気が良くなりつつあるよう
だ。

      旭岳山頂

あともう少しで山頂かと思いながら登る
が いやいや、どの山もそんなに容易く
人を寄せ付けないのだ。しんどい登りをあ
と少し頑張り、やっと山頂に着く。ご覧の様
に展望なし。風の強いなか、写真を撮って
もらう が、ここでも山頂でのいい気分を味わうことなく下山開始。

      6合目

ガスの中で山頂を目指す。数メート
ル先位しか視界が効かないが、何と
か迷わずに登り続ける。少し寒くなりウ
インドブレーカーを着る。

     姿見の池

ここから上部は空一面雲で覆われてい
る。ガスはまだ晴れてくれないようだ。

森林限界を超えたこの辺りはお花畑にな
っていて、アイヌ語でカムイミンタラ「神々
の遊ぶ庭」と呼ばれているそうだ。今は
花の季節が終わり紅葉を迎えようとして
いる。

最初は割合と緩やかな登りの道。前方
に噴煙が上がっているのが見える。火
山なのだ、この旭岳はと改めて感じる。

大雪山連峰の主峰で標高は2291m
の山、本州で言えば3千メーター級の
山に匹敵するのだから、覚悟して登ら
ねばならない。

       姿見駅

ロープウェイを降りたところから旭岳を
眺めているが、既にガスがかかっていて
山の姿は確認できない。気温は7.2度、
真冬の温度だ!さあ、どんな山歩きにな
るのか?冬長袖の上にベストで歩きだす。

すぐ左にあるロープウェイ駅

ビジターセンター(駐車は無料)