DAY 4
Quinten Lodge to Mitre Peak Lodge
(クインテンロッジ〜マイターピークロッジ)
21KM/13MILES, 6-8HOURS WALKING to Milford Sound
6:15: 起床。ラウンジでコーヒーを飲む。
6:30: サンドイッチを作る。
6:50: 朝食。
7:45: Sandfly Point (サンドフライポイント)に向けて出発。今日はWalking の最後の日
距離が一番長く21キロもあるのだ。まあニュージーランドの自然を楽しみながら歩いて
行こうと思う。このアーサー渓谷をミルフォードサウンドlまで下るのである。最初は岩や
大きな石の多い道。ただ上り下りはほとんど無く平坦な道が続く。
Sutherland Falls
32キロ地点を過ぎると昨日のあの
凄い滝の3段に落ちる上2段が見える
所に来る。みんな立ち止まり写真を
撮っていた。
Dumpling Hut (ダンプリンハット)
Independent walker の宿泊所。
我々はトイレ休憩が出来る。道は
Gentle Annie と言われている岩の
多い下り。そして原生林の中を歩く。
次にRace Course (レースコース)を
通る。ここは昔荷を運んでいた馬が
お互いに抜きあう競争をしたところ。
そしてまた森に入る。
Boatshed Hut (ボートシェドハット)
Diamond Creek と Danger Mountain
の景色が目に入るところを過ぎると
Boatshed Hut に着き少し休憩が出来
る。温かい飲み物が待っていてくれて
ホッとする。この小屋に着く少し前から
霧雨のような細かい雨が降り出してい
た。ほとんど原生林の中を歩いてきた
のでまだレインウェアーを着るほどの
ことでもなかった。私はまだ半袖で歩
いていた。
原生林
ミルフォードトラックを歩いていていると
昨年の春に歩いた縄文杉への屋久島の
原生林の中を歩いているような錯覚に
とらわれることが多い。とても雰囲気が
良く似ているのだ。水が豊富で苔があり
古い大木があり鬱蒼と茂っている道を
歩く事が多い。
Mackay Falls と Bell Rock
マッケイ滝とベルロック。ここはニュー
ジーランドでも最も降雨量の多い地域
の一つらしい。この奥に滝がありその
手前にベルロックがある。中に人が
一人立って入る広さがある。誰が入る
かみんな興味津々でいたがやはり陽
気なRichard が入った。彼は見た目に
は私より年上に見えるが、話していて
この4月に還暦を迎えると言ってい
た欧米人は老けて見えるようである。
No Stopping の警告
「雪崩の地域に入るので「Safe
Area」(安全地域)のサインの
所までは止まらずに歩け」という
警告である。ここに入ると景色
は一転する。周りにはほとんど樹
など無く左の山肌は削られその
岩や土砂や木々などがなぎ倒さ
れそこらじゅうに散らばっていた。
油断の出来ない地域である。
昼食場所の Giant Gate Falls
43キロ地点を過ぎると再び幻想
的な森が続く。更にしばらく歩くと
滝の水の轟き音が聞こえてくる。
ジャイアントゲイト滝である。この
昼食場所はその少し手前にある。
奥に蒼い水の色が見える。トイレ
もある。とにかくここまで歩いて
来て昼食にした。12:40になってい
た。ここを1:13までに出ると3:10の
一番船に乗れるということなどで。
ここからは Mt. Ada (アダ山)を
見ながらアダ湖に沿って歩く。
Sandfly Point
(サンドフライポイント)
最後の2マイルは1890年より
18ヶ月45人の囚人が働いて
造った平らな広い道であった。
ここまで来ると終点のSandfly
Point(サンドフライポイント) は
すぐのところである。小屋が見
えてやっと到着。小屋に入ると
先着組から拍手を受けた。みん
なお互いにここまで来れたこと
を讃えあった。
ここはニュージランド特有の虫「サンドフライ」の多い場所。少し大きい「コマバエ」の
ような虫で、無数に寄ってきて人を刺すので要注意と言われていたが確かに立ち止
まって写真などを撮っていると寄ってきて私も刺されていたようだ。でもそんな多く
なかった。しかし一日たって手を見ると数箇所に刺された後が赤く腫れていてかゆ
い。その跡は1ヶ月たった後も消えていない。
何とか3:10 の船に間に合いそれに乗り今日の宿 Miter Peak Lodge(マイターペーク
ロッジ)へ。15分ほどで着く。ここは山小屋と言うよりホテルである。ここはミルフォード
サウンドの玄関口でもありクルージングや遊覧飛行にも多くの人たちがやって来る。
ロッジの前にはMitre Peak が見事な姿を見せている。
部屋はツインベッドの部屋でトイレバス付であった。溜まっていた洗濯をしドライルーム
で乾かす。(各ロッジには洗濯場とドライルームがあり朝には乾いている)
(上右の写真は最後の夕食で、ガイドのニッタとアメリカ人の夫婦と一緒に)
夕食前に明日の予定の説明会があり、夕食後はラウンジにてミルフォードトラックの完歩
証の授与式。一人ひとり呼ばれて前に出てガイドから証を受け取る。みんなで一斉に拍
手でその健闘を讃える。みんな良い顔をしている。少し名残惜しい夜であった。
今までのビールやワインなどの支払い済ませ、売店でみやげ物を買い部屋へ。