DAY 3
Pompolona Lodge to Quintin Lodge
(ポンポローナロッジ〜クインテンロッジ)
15KM/9MILES, 6-7 HOURS WALKING
6:15: 起床。温かい飲み物がラウンジに用意されている。
6:30: 各自でお昼のサンドイッチを作る。
6:50: 朝食。
7:45: クインテンロッジに向けて昨日より早く出発。今日もみんな早いようだ。今日はク
リントン川の上流に向かいマッキノンパスを越えて15キロ先まで行く日である。天気は有
難いたいことに快晴が続いている。私達は遅い方だとは思っていたが少し歩いていると後
ろからガイドのトニーがやって来るではないか。驚いた、彼は最後尾を歩いているガイドだ。
St. Quinten Falls (セイントクインテン滝)
3段階状に落ちる滝。この滝を渓谷の右手
に見ながら進む。
Lake Mintaro (ミンタロ湖)
クリントン川の上流にある湖で
少し登りが始まったところにある。
この登り坂を「Practice Hill」(練習
の丘)と呼ばれこれから始まる
ジグザグコースの急な登りの練習
の為の坂である。この近くにミンタ
ロハットがあリトイレ休憩をして最後
の登りに備えておくようにと言われ
ていたがその気分でもなかったの
で寄らずに先に進むことにした。
Warning (警告)!
この吊橋を一度に渡れる
人数が書いてある。特に
!マークがあるところでは
人数が一名ぐらいで少ない
ところであるので要注意。
ジグザクの登りをほぼ終えたところ
まで来ると大きく視界が開ける。
標高は1000Mぐらいではあるが
まるで日本の山の3000M近く
まで来ている様な景色である。
マッキノンとミッチェル
のミルフォードトラックの開拓の労を
讃えた記念碑の前で。
この記念碑は1912年に建立
されている。ここが最高地点でミルフォ
ードトラックのハイライトである。私達
は夏の終わりの季節だったが夏の最
盛期であれば多くの野生の高山植物
の花が咲き乱れているそうだ。ここで
ガイドのスージーからオレンジジュースを
貰う。とても美味しかった。
オーストラリアの人たちと
昨夜の夕食で同じテーブル
になりとても仲良くなった
二組の夫婦。5日間を通じて
この人たちとは一番親しく
付き合っていてとても気さくな
人達だった。
Pass Hut (峠の小屋)
記念碑の所から小さな湖
を後ろに見ながら30分ばかり
行くと昼食場所の小屋(Hut)
がある。峠では気温は低くじっと
していると冷えてくる。
小屋の中ではこのように
温かい飲み物が用意されて
いた。やはりガイドがその世
話をしてくれる。
MacKinnon Pass, 1150M
ここから前の山々を見ながら
下る。
峠に咲いていた花。「ニュージラン
ドのエーデルワイス」とガイドが教
えてくれた。それを聞いてみんな
で「エーデルワイスの歌」を歌った。
クリントン渓谷
今日登ってきたクリントン渓谷。
奥のほうにポンポローナロッジが
見えていた。峠からは360度の
パノラマが開け遠くには雪を抱く
サザンアルプス山々が見える。
25.7キロ地点のマーク
まだ半分も来ていないのだ。
下りの道と雪を抱いた山
大きな山に囲まれたアーサー谷
へと下っていく。この下りはこの
コースの一番きつい所だが景色
も美しいところと言われている。
サザーランド滝
途中で遠くにサザーランド滝
が見えてきた。今日ロッジに
着いてから見に行く予定の
滝である。
Quinten Lodge (クインテンロッジ)
案内された部屋は今日も夫婦だけ
にしてくれた。どうやら7人ほどが
あのクイーンズタウンの空港閉鎖の
ために参加できなかったらしい。そ
れで部屋に少し余裕が出来たから
なのだろう。それにしても愛情のある
サービスである。感謝、感謝。
Sutherland Falls (サザーランド滝)
世界で5番目の落差(540M)を誇る
滝。ロッジから往復4キロあるが是非見て
おきたく行く事にした。疲れてはいるが
背中のザックが無く気分は良かった。近
くに行くと凄い水しぶきで迫力があった。
カメラを出す事が出来ずに少しは離れた
ところからの写真。ニッタと言うガイドと
帰り道一緒になり話をする。彼女の話では
左の方からこの滝の一番上まで登った人物
がいたと教えてくれた。彼女は大学生で休
暇を利用してこのガイドの仕事をしていた。
大学での専攻は雪氷学(Glaciology) でニュ
ージーランドの氷河を研究しているとの事。
今、ニュージーランドでもその氷河が驚くべき
速さで流れていると聞かされ地球温暖化が
加速しているとあらためて思った。
ロッジに戻りシャワーを浴びて今日の疲れを洗い落とす。あとはロッジでの生活スケジ
ュール通り。夕食には大きなビフテキが出た。3食をしっかりと食べているので太るので
はないかと多少心配した。
キッドニーファーン
腎臓の形に似ている事
からその名がついたそうだ。