局ヶ岳
1029M 所在地:三重県
登山日:2006年8月22日 晴れ 歩行時間:2時間20分 単独行
コース:新登山口→(27分)→椿の滝→(34分)→旧小峠→(25分)→山頂
→(40分)→椿の滝→(15分)→新登山口
局ヶ岳山頂
最後は点を突き刺す槍の先への狭くて
急な尾根をもうひと頑張り登ると山頂。
山頂はベンチが2,3あるがそんなに広
くはない。大きな反射板が備えつけられ
ていた。一応360度の展望が得られる。
伊勢湾も望めるそうだが今日は遠くには
雲がかかり見えない。
お盆の時期は人が多いだろうと山行きを控えていたが盆が過ぎ天気も安定してきた
ので歩行時間の短い山を選んだ。山歩きの本で「天を突き刺すような鋭い山容の局ヶ
岳」を見つけ行ってみたくなった。しかも山の姿がお局が十二衣を着て座っている姿に
似ているところから山名の由来もあるとのこと。 でその山をまじかに見たいという思
いが湧いてきた。家を朝5時に出て大宇陀町から166号に入り雨上がりの道を走る。高見
トンネルを越えた辺りから雲行きが怪しくなり霧と小雨の中を走る。この分だと今日は
雨で駄目かと思いながら車を更に進めて行き松坂市に入ると晴れてきた。今日も気分
の良い山歩きが出来ると期待をして山に入るが。。。
登山道のそばで咲いていた花(名前は調査中)
山頂より
局ヶ岳の姿
局ヶ岳神社への道路上から撮影
したもので山頂は正に槍の先の
ように尖がっている。穏やかな山容
の中に何か鋭さが秘められている
ようでもある。これからあの一番高
い所に登るのである。
登山口と標識がある所に車を
止め歩き出す。少し行くとさらに
2,3台駐車可能な林道終点に出
この道標にしたがって登る。
山に入り5分も経たない内に汗が噴
出してきた。やはり雨のせいか湿度
が高く蒸し暑くてやりきれない。30分
近く登った所の椿の滝で一休み滝
の水で顔を洗う。とても冷たくて気分よ
くなる。最初は杉やヒノキの樹林帯を通
り少し登って行くと松などが現れた。こ
こで旧登山道と合流する。しかし汗が止
まらない。やはり真夏の山は大変だ。
蒸し暑さと流れ出る汗との戦いである。
私は汗かきなのだ。背中はもちろんの
事ズボンの中まで汗が滴り落ちてくる
のを感じながら上り続けていたのだ。
今日の山歩きは本当に参った。蒸し
風呂状態の中の山登りはもう沢山だ
なという感じである。椿の滝の冷た
い清流と強く漂ってくる木の香りに
救われたようだ。帰り道から見た局
ヶ岳、この山の姿からお局が十二衣
を着て座っていると考えたとは昔の
人は想像力豊かだと思う。
6月の中旬までは暇があれば金剛山に登っていた。記録を見ると今年に入り12回。
それ以降は同じ登るのであれば他の山をと思い日帰り登山を繰り返している。ふと
感じる、山に対する自分の思いが少し変化してきているようだと。次はどの山に行こ
うかと山の本などを見て決めそして行動に移す。山に着くまでこれから登る山はど
んな山なのだろうかとまるで初めての人に会うような気持ちになっている。同じよ
うな木があり草が茂っているが山は一つ一つ違う。初めての山に踏み入った時に新
しい山との出会いを感じるのである。