大普賢岳
標高 1779.9M
登山日: 2006年7月4日 晴れ 歩程: 3時間22分 単独行
コース: 和佐又ヒュッテ→(15分)和佐又のコル→(35分)笙ノ窟→(60分)山頂→
(50分)鷲ノ窟→(22分)無双洞分岐→(30分)和佐又ヒュッテ
所在地:奈良県大峰山脈
2週間前の八経ヶ岳から見えていたのがこの山で次の目標にしていた。前夜奈良県で大
雨が降って入るとのニュースがあり雨は覚悟していたが登山口に着いた時には青空が
覗いていた。朝4時に家から車で和佐又ヒュッテまで約2時間、早朝走ると早く着けるの
でやはりこの時間に移動するのに限る。
和佐又のコル
6時過ぎに歩き出す。登山届
けを出し山の中へと踏み込んだ。
早朝の山は爽やかで涼しい。
登って汗をかくと風が冷たく感じ
る。少し行くと和佐又のコルに出た。
朝日窟
笙の窟
ここは大峰修験の参籠行場の
一つで修験道の開祖・役小角
(役の行者)が最初に修行した
所として地元で言い伝えられて
いる。近くには朝日窟や鷲の窟
などもある。この笙の窟は大峰
奥駈道行の第62行場となってい
いる。(下の説明文より)
笙の窟付近岩窟群一体
「笙の窟は大普賢岳東方の支峰日本
ヶ岳(文殊ヶ岳)の中腹南面岸壁標高
1459M地点に開口する自然岩窟」とある。
笙の窟の上の岩は
こんなに切り立ち
上から迫ってくようだ。
日本岳のコル →
ここで右の日本岳へと登
ってしまい道を間違えた
ことに気づく。単独行では
よくあることだ。元に戻り
左への道をとる。ここからは
急な登りとなる。
石の鼻よりの眺め
狭い尾根の急な登りや鉄ハシゴを登って行くと「石の鼻」という大きな岩が
ある所に出る。ここからの眺めはとても良く目の前に日本岳、その向こうに
大台ケ原が見えている。 (日本岳の丁度向こうに台地形をしたのが見えて
いるのだが)
更に急な登りが続き「小普賢」の標識を見るが多分ここは分岐であろう。
大普賢岳山頂
再びハシゴなど登って行くと奥駈道に出る。
この稜線を左にとればすぐに山頂に立つ。
山頂よりの眺め
山頂からは北側を除き展望
は良いのだが、生憎ガスが
出てきて辺りを覆い始めた。
すこし待っていると西側の視
界が開け稲村ヶ岳が現れた。
八経ヶ岳を望めなくて残念
だった。
無双洞との分岐
山頂からは水太覗を往復し
下りは岩本新道を取る。ブナ
林の原生林の中を行く下りに
はもってこいの少し気楽に歩
けるコースである。この日も
梅雨の時期であったが雨に
降られることもなく山歩きを
楽しめた。
温泉情報:「入之波(しおのは)温泉・山鳩館」の湯。ここは炭酸重曹泉で地上に出て
きた時は無色透明であるが数時間後に淡黄褐色に変わる面白い湯。下山
後はこの湯に入り疲れを癒して帰りました。
マイカー情報:和佐又ヒュッテの駐車料金が1000円になっていました。