飯豊山
所在地: 山形県・新潟県境 標高: 2105.1 M
登山日: 2017年9月14日、15日 晴れ、のち曇りと強風 単独行
コース: 1日目(木) 川入・御沢キャンプ場(5:10)→下十五里(6:00)→中十五里(6:25)→
上十五里(6:47)→笹平(7:17)→水場(8:02)→剣が峰(9:06)→三国
小屋(9:25)→種蒔山(10:57)→(11:20)切合小屋(11:40)→草履塚(
12:22)→姥権現(12:43)→御前坂(13:21)→本山小屋(14:00)→
飯豊山頂(14:30)→本山小屋(15:00)泊
2日目(金) 本山小屋(6:00)→切合小屋(8:00)→三国小屋(9:40)→御沢キャン
プ場(14:00)
下十五里
いきなりブナ林の急登が続く。体は
まだ本調子になっていない。しばらくは
ゆっくり登る。
御沢キャンプ場登山口
小屋に入りしばらく休憩。管理人は今日は来ていない様子で今夜泊まる場合は無人の避難小屋となる。
三国小屋(1640M)
9時半三国小屋到着。ここは福島県、
新潟県そして山形県の三つの国境。
この写真は翌日の下山時に撮影した
ものでこの日は台風の余波で天候を
あまり期待できないのに多くの登山者
が来ていたのでびっくりする。
梯子を登り、次の小屋・切合小屋を目指す。
下りではみんなに追い抜かれ、何度も休憩しながらの山歩きだったが、慌てずゆっくりと自分のペース
を守る。登山口が見えた時は「やった!飯豊山を登り切ったぞ!」と叫ぶ。
午後2時、無事に下山終える! 念願の山・飯豊山完登! 83座目の百名山
種蒔山(1791M)
展望は良くなっているが、七森へは急な下りが続く。
先ほどの小屋からは標高で100程しか高くないけれ
このくだりを入れると100どころではない。この後何回
も山を越える。この付近から草履塚や飯豊本山が望
めるのだが。
8時 切合小屋到着
岩登りの危険な場所を過ぎていくと
剣が峰
やっと来た稜線!これから歩く道は岩が多く、かなり厳しいようだ。要注意!
青空も見え、展望の良く、アップダウンもあるが気分も良し。
歩いてみるとやはり大変な道だった。とても気楽な気分で歩けない。体のバランスを気にしながら下に滑り落ちないように進んだ。
剣が峰への岩登り
中十五里
0.5キロくらいごとにこのような広場があり
一息入れられる。
三国小屋とその先に続く剣が峰
切合小屋(きりあわせこや)への道
幸いなことに青空が現れた。今日は
なんとか晴れるようだ。 天気予報で
今日の飯豊山は雨のち晴れ。明日は
下り坂の模様。今日中に下山できれば
いいんだがと思いながら歩く。
本山小屋での夕食
小屋に問い合わせ2食と寝袋お願い
する。自分の荷物を出来るだけ軽くし
て置きたかったので。夕食はカレーで
朝は親子丼。もちろんどちらも
レトルト、調理は出来ないので。
飯豊山頂(2105.1M)
山頂へ続く道。ガスの晴れ間を待って写す。
展望は全くゼロ。山頂も同じだろう。
御前坂
わらじを脱いだ草履塚の次に神の領域に入
る前の試練の岩場がある。そこは要注意箇
所で「御秘所」と呼ばれている。そして社に
差し掛かるとこの「御前坂」を通ることにな
る。なるほどこの山が信仰の山だとわかる。
姥権現
飯豊山は昔女人禁制の山で、でも登りたいという
女性が男の倍の苦行に挑んでから山頂を目指す。
しかし、ここで疲れて休んだら石になって動かなく
なってしまったという。そしてこの石の姿となって
残っているのだとか
残っている雪渓
山頂に続く山々。飯豊山は奥が深く
近寄りがたい山なんだ。
しばらくは平たんな道が続く。振り返ると
切合小屋が見える。
さあ、最後の小屋と山頂を目指して行こう。出来れば今日中に山頂に立ちたいと願いながら歩き出す。
切合小屋
11時20分到着。登山口から6時間あまりかか
る。ここに来るまで何度もアップダウンあり標
高は稼げてない。この小屋だけが水が豊富に
あり、後の小屋は水を担いで上がらねばなら
ない。
ここで私は水を2リッターばかり補給して登る。
水は重い、肩にぐいと来る。
山間に切合小屋が見え、その奥に続く
稜線の先が目指す所。まだまだあるな!
三国小屋が見えてきた。予定では
下りにあの小屋に泊まるつもりなの
だが。
山が見えてきた。もう少しで稜線
にでるぞ。きつかった急登も終わりだ。
あの先の稜線を行くのだろう。
水場
笹平で後から登って来た人がもう少し行くと
水場があるとおしえてくれて、少し元気が出る。
そこから水場までは割合と平たんな道が続く。
山の水はどうしてこんなに美味しい
んだろうか!ぐいと飲んで生き返ったな!ここで
1000メーター程標高を稼ぐ。
笹平
稜線に出るまでのこの道は長坂と言うが、
まさにその通りだ。まだまだ急な登りが続く。
上十五里
ずーと樹林帯が続く。登山道は何度も
腰辺りまでのえぐれた道になったり、
根っ子が出ていたりでかなり歩き辛い。