燧ケ岳
標高:2356M, 所在地:福島県
再び広々とした高原に出る。木道の先に
熊沢田代が見える。その先が山頂になる
のかな?
登山日: 2015年9月29日晴れ、 歩行時間: 7時間半、 単独行
コース: 御池登山口(6:30)→(7:25)広沢田代・1715M→(8:07)5合目→(8:30)熊沢田代
→(9:38)9合目→(10:00)俎板ー→(10:26)柴安ー(10:38)→(11:00)俎板ー
(11:20)→(12:25)熊沢田代→(13:14)広沢田代(13:22)→(14:06)御池登山口
燧ケ岳山頂(2356M)にて
昨日平が岳で出会った若者にここで再開する。
記念にとTwo Shots。彼は明日会津駒ケ岳に向
かう予定。「またどこかで会いましょう。」と別れる。
山って不思議な所だ、全くみ知らぬ人と出会い、
また逢えたらいいのにと思う。多分辛い登りをおた
がいに経験し、そのつらさを分かち合えたからだ
ろうと思う。、
9合目
最後の登り。あと少しだ、頑張ろう!
振り替えると熊沢田代が見える。
正面に燧ケ岳、右には平が岳。
標高は1915M,登山口より2時間の所。
山頂まであと少しだ、慌てることもなし。
景色に見とれてしばらく休む。
熊沢田代
池塘の先には昨日登った平が岳。あの長い
辛かった痩せ尾根の稜線が思い出される。
5合目
1時間半程度で半分の5合目通過。二つの田代
の間は急な登りが続く、ロープなどもあり苦労
する箇所も多い。
辺り一面に池塘があり、小さな池と紅葉している草の
コントラストが美しい。
山頂よりの尾瀬ヶ原
素晴しい景色だ。広大な高原が広がっている。その
先には至仏山。以前この広い原を向の至仏山から
こちらの尾瀬沼まで夫婦で歩いたことが懐かしく思い
出す。日光連山や上越の山なども眺望できる様だ。
急な登り1時間ほどで広沢田代に着く。樹林帯を
抜けて急に景色が変わりほっとできる。
昨夜、平ヶ岳登山を終え、御池登山口にて車中泊。今日も快晴で体調も悪くない。久しぶりの二日続けての登山だがこの様子だと行けそうだ。6時半に出発。
俎板ー(2346M)にて、ここが山頂でなく
もうひとつのピークである柴安ーが正しい
山頂とわかる。
山頂下よりの尾瀬沼
更に木道が続く
振り替えると、広沢田代が見える。緑の木々の中に
ぽっかりと空いた空間が絵になるようだ。
御池登山口からのこのコースは二つの田代が見られ、
山歩きの楽しみがある。1時間程度の登りの後に広々と
した景色がが待ってい居てくれる。
とは言え、木道をしばらく行くと本格的な登りが続く。
岩などが多い道で、濡れている所が多く下りは要注意。
ここは2合目。
登山口からすぐの所が尾瀬ヶ原方面と燧ケ岳
登山道との分岐。尾瀬ヶ原へ向かう人もいる。山頂
まで4.5キロとある。昨日の平が岳の半分以下で、
気分に余裕が出来る。
御池駐車場はとても広く、その奥が登山口となっている。
トイレは駐車場を出た所の山の家の中にある。
下山で右脚に再度痙攣が生じるか心配していたが、むしろ昨日より快調に歩けたようだった。特に後
半になると休まないと下りが辛くなるのだが、脚が良く動いてくれた。2日目、3日目になると筋肉が
少しは蘇ってくれるのだろうか? などと良い方に考えてしまう。
下山後、山の駅隣接のホテルでお風呂に入り、二日の山旅の疲れを癒す。山の駅レストランで食事。
生ビールが美味しかった。外に出ると雨が降り出していた。車に戻り、仮眠。
早朝、車を走らせ帰宅の途につく。自宅まで650キロの道のり。 燧ケ岳は81座目の百名山となる。
今年の百名山はこれら2座で終わる。
山頂からの俎板ー
ここに戻り、お昼とする。
20分の休憩後下山開始。
まだ本格的な紅葉には少し早いのだろう、
紅赤が印象的だった。
その柴安ーを目指す。ガスが張り出し始めた。
山頂からの尾瀬ヶ原の景色が素晴しいそうなのだ。
何とかその景色を見たいと願いながら、ザックをデポ
して向かう。
更に高度を上げる。雲が少し出てきた、急がねば。
熊沢田代が小さくなっていく。