魚沼(越後)駒ケ岳

所在地:新潟県     標高2003M


登山日:2014年10月11日、 晴れ、  単独行、  歩行時間:9時間20分(昼食、休憩含む)

コース: 枝折峠登山口(5:25)→(6:00)明神峠→(7:00)道行山分岐→(8:33)百草池→
    (9:30)駒の小屋(1890M)、休憩→(9:55)魚沼(越後)駒ケ岳山頂(10:23)→駒の
    小屋に下りお昼→小屋出発(10:50)→(12:18)小倉山→(1:08)道行山分岐→
    (2:10)明神峠→(2:41)枝折峠登山口

ハ海山

凄い名前の山だな!八つの海と山を持っている
なんて。山頂付近はギザギザとした岩峰になってい
て古くからの進行の山として知られている。毎年夏
に行われる素足で火中に渡る火祭りは有名。名前
の由来は山頂部に八つの湖があるからという説や、
階段のように八つの峰が重なっているからだという説
等がある。

山頂より駒の小屋を見る。

山頂にてしばらく展望を楽しみ、
降る。登山口までは下りばかりで
長丁場、あまりここに長居は出来
ない。下りでは私は脚への急激な
負担が禁物なのでとにかく時間が
かかるのだ。

駒ケ岳山頂(2003M)

快晴、360度見渡せ、素晴らしい景色が眼の前に
広がっている。前に八海山、左に中の岳。眼下には
魚沼の町?が見える。広島からのご夫婦にシャッタを
押してもらう。彼らはここで97座目との事。平が岳、尾
瀬のひうち岳が遠望。

駒の小屋(1890M)

小屋前の広場でお昼とする。お昼には
少し早いが、4時間ばかり歩いてきて、
少し体力を貯めて後半の山歩きに備え
ようと思う。眼の前の駒ケ岳の雄姿を
眺めながらもいいもんだ。


今年になって初めての百名山行き。町会と連合町会の長になりこれまで忙しい日々を過ごし、やっとのこ
とで山行きの日程を作る。長時間の山歩きに脚が持つか心配しながらの出発となる。

9日昼過ぎ自宅を車で出発し、高速を乗り継ぎ、途中車中泊。翌10日小出ICより352号から奥只見シル
バーライン(トンネルばかりの道)経由で枝折峠の駐車場へ。車中泊2日目。

下山途中右脚が攣る。5分程度
マサージをして再び歩く。こんな事
二度繰り返す。三度目が起こらな
いかと大いに心配しながらの下り。

奥只見湖遠景

はるか先まで続く山並み。よくぞまあ、ここまで登って
来たもんだ思う。下りと登りの連続で、4つ、5つくらい越
えて行くことになる。

池からの道は登りがきつくなる。針葉樹林帯を抜け
前駒の尾根に出る。更に登って行くと、右手に大きな
岩壁が見えてくる。後は駒の小屋まで岩場の急な登
りが続く。コースの中でも最も険しい所で要注意。最
後に鎖場を登れば駒の小屋が現れる。

中の岳分岐

小倉山から百草の池へ、道は樹林帯の中で木道、
ぬかるみ、木の根っこの上などを行く。途中に中の
岳の分岐あり。

途中の登山道

百草の池

小さな池、正面に駒ケ岳が見える。
周りの紅葉の色と池のブルーとの
コントラストが美しい。

翌11日は快晴、5時半登山出発。長丁場の山でガイドブッ
クでは日帰りで9時間10分とある。今年初めての百名山
で、脚が耐えてくれるか心配しての山行きとなる。しばらく
登って行くと、。

しばらくはほぼ展望のきく尾根歩きをしていると、
駒ケ岳らしき姿が見える。

中の岳

駒ケ岳と八海山とこの中の岳の三つの山が
越後三山と呼ばれている。

小倉山(1378M)

途中道行山地点を通過し小倉尾根から小倉山へ。
ここから小倉尾根を下ると駒の湯温泉へ行ける。
小倉山へのピークは往復で5分くらい。

10日の夜は丁度皆既月食の日。夜中外に出る見事な月食。
あと少しで月食が終わり、満月に戻ろうとしていた所だった。

百名山へ

越後駒ケ岳が79座目の百名山となる。しかし、今回の山行きの下りで生じた足の問題を
考えると、残りの21座全てを完登することが出来るのだろうかと、ふと不安になる。下りでの
脚の問題が大きな課題だ。まあ、時間をおけば、また何とかなるもんなんだが。

地域の会長などの仕事で、2014年の百名山はこの山一座で終わる。来年はどうなるのかな?

何とか無事に枝折峠登山口へ。2時41分。
今日の歩行は9時間20分、昼食と数回の休憩
を含む。下りでの脚の問題がこれからの百名山
での私の大きな課題となる。

明神峠

明神峠までは標高差では200Mもないけれど幾つか
急な登りがある。朝6時、一汗かいたが空気は爽やかで
気分良し。

御来光、朝日が出迎えてくれた。今日は良い山歩きになるよ
うだ。