朝焼けの赤石岳。素晴しい、感動!真っ赤に染まった山が
赤石たる所以なのだ。朝日の中のこの赤石岳を見ること
が出来て今回の山旅も大満足、言うこと無し。
登山2日目
朝焼けの聖岳
1週間前に登った聖岳が見事な姿を見せてくれた。あの時は
一度もその姿を見られないままだったので今朝見れて二重の
喜び。
登山3日目
椹島との分岐
すぐの所にある。ザックをデポして赤石岳へ。稜線を登って
行くが時々ガスが晴れる程度で展望いまだ良くない。
中岳のカール
このカールを左に見ながら南面に広がるお花畑を下って行
く。このお花畑は南アルプス最大らしいが今は終わっていた。
5時40分小屋出発。外はガスで天気は悪くなるという予報。
小屋からの道は最初は急な登り、そしてお花畑を通りハイマ
ツ帯になると急に右から二軒小屋からの道と合流する。上部
に行くほどガスが濃くなり、登って行くと、
5時45分小屋出発。ひたすら椹島の登山口に向けて下る。
8時40分無事下山。山で一緒だった顔がすでにそこにいて
みんなバス待ち。汗をぬぐい下着を替えてまず生ビール。
うまい!でもジョッキ生で600円はこんな山奥にしては安い。
10時30分のバスで畑薙ダムの駐車場へ。近くの白樺荘の
温泉へ。とてもぬるぬるしていいお湯だった。ここでもまた山友
と風呂で山談義。露天から茶臼岳が見える。
しばらく休んだ後、高速を乗り継いで8時20分無事帰宅。
良い山旅だった。百名山、悪沢岳は74座目、赤石岳は75座目。
赤石小屋(2545M)
千枚小屋と同じ人達と同じ部屋で枕を並べて寝ることにな
った。今日の山旅の事など語り合う。束の間の山友達だ。夕
食に焼肉が出た。千枚小屋もここも食事はとてもよかった。
水もありとくに不便は感じなかった。どうしてだかこの夜は
私は良く眠れたのだ。3回目の山の夜で慣れてきたのかな。
夜外に出ると満天の星。感動!大阪ではとても見られない
星空にロマンを感じた。
富士見平(2701M)
分岐より下る。お花畑あり、ラクダの背と言う尾根を
ひたすら下る。砲台休憩所を通過し富士見平へ。
赤石岳は見えているが依然として悪沢岳方面は雲が
大きくかかっている。写真後方が悪沢岳。
分岐点から見る小赤石岳
分岐点からの赤石岳
小赤石岳(3081M)
誰もいない、少しおなかを満たす。
静かな時間が過ぎる。
荒川小屋で少し休んだ後大斜面のトラバース。ガスが大きく動
いているので視界が良くなっていて気分の良い山歩き。
悪沢岳(3141M)
別名東岳で荒川三山(悪沢岳、中岳、前岳)の一つ。悪沢の名前
の由来も気になり調べてみると甲州の一猟師が「この山より出
づる渓流の西俣に注ぐもの甚だ険悪なれば、これを悪沢と呼
び、この山即ち悪沢岳と言うなり。」とさりげなく言った悪沢岳
と言う名がやがて確定的なものになった。(以上深田久弥の
「日本百名山」より)少し青空が見えてきたようだがまだ展望
なし。すると反対側にブロッケン現象現る。
丸山(3032M)
痩せた尾根をアップダウンし、お花畑の斜面を行き、ハイマ
ツを少し登ると丸山に着く。今回の山旅の初めての3000M
級の山。ここからは下り岩稜帯を登ると、
赤石岳(3120.1M)
登山者がいて写真を撮ってもらえた。荒川三山方面には
雲がかかり全体の山容を見せてくれない。残りのお昼を
食べる。75座目の百名山となる。展望は良くないが無事
登れて良かったと満足。
大平寺平
ここからは小赤石岳に向けて登りが続く。痩せた細い尾根を登
り大斜面をジグザグと高度を稼ぐと小赤石岳の肩(3030M)へ。
中岳避難小屋
中岳の手前にあり、宿泊もできる。小屋を通過して先へ。
ガスの中の中岳
岩場の急斜面を下り、ハイマツの痩せた尾根を行き
登り返すと中岳へ。
ブロッケン現象
中央に私の影が現れている。なかなかお目にかかれない
現象で、丁度私の後ろから少し陽が差してきて生まれた
もので運が良かったのだ。
千枚岳(2880M)
展望なし。千枚と言う名前の由来は何なんだろうか?山肌の
岩が何枚もあるからなのだろうか?などなど想像してみたが
答えはない。
歩いてきた稜線
ふと振り返ると中岳が見えた。
荒川小屋
下って行くと前方に小屋が見える。見えてからもかなりある。
中岳(3083M)
荒川三山の一つ。ガスはなかなか晴れない。ここから
荒川小屋までは一気に下る。