ガスも晴れて視界良好。山歩きを楽しんでいると前方に
茶臼岳の姿が見えてきた。更に、その稜線沿いの右端に
易老岳、その後ろの峰の一番高い所が明日登る光岳だ。
2日目
5時45分小屋出発。外は視界悪く木道の先はガスの中。
この先の分岐点から左に折れてシラビソノ林を登る。森林限界を
越えて南岳(2702M)に出るがガスと強風。ここでウィンドブレカー
を着る。
寒さと湿り気を防げ体にぬくもりが戻る。晴れていれば聖岳が見
えるのだが、残念だ。
下っていくとお花畑。
10時39分茶臼岳分岐。ここに来る途中北九州からの同輩と
出会う。お互いに無事を喜び、再び下山後の駐車場で会おう
と再度別れる。
明日は今回一番の長丁場になり、早朝出発で茶臼岳ではま
だ真っ暗になるようなので今日のうちに登ることにした。ザック
をデポして山頂を目指す。
聖岳(左)とその右に赤石岳と悪沢岳が見えている。
その二つの山は次の目標だ。
肩からの上河内岳
8時29分上河内岳の肩着。強風でガスが動いている。振り返
ると聖岳が時々姿を現わしてくれる。
ザックをデポして上河内岳山頂に向かう。上に行けば聖岳が
もっとよく見えるだろうことを期待して。
富士山が美しい。昨年登った鳳凰山・薬師岳より近くに見える。
見れば見るほどその姿は均整がとれて美しい。悠然と聳えて
いる姿にしばし見とれる。
トリカブトなどの花が所狭しと咲いていた。山に来ると何時も一番元気で存在感を表しているのがこのトリカブトだ。
尾根の東側を登っていくにつれて少しガスが晴れてきた。早く上に行こうと気が焦る。
8時29分上河内岳の肩着。強風でガスが動いている。聖岳が時々姿を現わしてくれる。ザックをデポして山頂に向かう。
小屋は混んでいた。聖平小屋もこの小屋も寝具は寝袋。一人のスペースは大体この寝袋の広さ。
団体が騒がしい。特に女性の声がテンションが上がっているのか大声になる。消灯までは雑談もいいのだ
が、グループではしゃぐのは山のモラルに反している。すでに疲れて寝ている人もいるがそんなことに気が
付かないのだろう。リーダーの責任だ。団体さんには本当に困ったもんだ!
11時5分茶臼岳(2604M)やはり登っておいてよかった、展望は非常に良い。富士山から聖岳、そして中央ア
ルプスの山々まで見えていて大満足。今日の登りはこれで終わり後は茶臼小屋まで下るのみ。
9時22分、肩に戻り茶臼岳を目指す。稜線を歩くが右下からはガスと強風が上がり左を見ると晴れている。
稜線上ではこんなに気象が違うのかと驚く。途中「竹内門」という奇岩があったようだが滑落しないように注
意していて気が付かなかった。
やっと姿を見せてくれた。がっちりとした山容が男性的でとても
いい。左の一番高いところが前聖岳(3013M)、その右が奥聖
岳(2982M)あの登りのきつかったことを思い出す。
上河内岳(2803M)
有難い、ガスが大きく動いていてほぼ360度の眺めあり。しかし
聖岳方面はすっきり晴れていないが山容は確認できた。。