常念岳

所在地: 長野県       標高: 2857m


登山日: 2012年9月27日  素晴らしい快晴   単独行

コース: (4:30)一の沢駐車場→一の沢登山口(4:55)→(5:11)山の神→(5:52)大滝ベンチ→(6:41)
    笠原沢→(7:13)胸突き八丁→(8:10)常念乗越(8:25)→(9:25)常念岳山頂(10:45)→
    (11:30)常念乗越(11:50)→(2:40)一の沢登山口→(3:00)駐車場

そして 薬師岳、赤牛岳、立山、剣岳、針の木岳、燕岳、鹿島槍ヶ岳、白馬岳、火打岳、妙高山など。

あと苗場山、白根山、四阿山、男体山など見えているのだが、私にははっきりと確認でき
ていない。

槍ヶ岳と穂高連峰

乗越に上がり、この景色を目にした時、私は「うわー!」と感
嘆の言葉を発した。槍ヶ岳と穂高連峰の山々がぐーんと迫っ
てくるのだ。圧倒される程のすごさを感じた。しばらくは動
けない、座り込んで眺めるばかり。


胸突き八丁

ここから急に崖を登るような道がしばらく続き一気に高度を
上げる

北海道の山の疲れも取れ、しばらくして山に行きたくなる。妻が安曇野の朝ドラ「お日様」の撮影場所に
行きたいというので、その近くの常念岳を選ぶ。地元では学校の授業で登っているとのことでとても親
しまれている山だそうだ。

台風二つが日本列島を襲う気配で天気を心配したがそれも杞憂に終わり願ってもない晴天に恵まれる。

安曇野から望む常念岳

西から北の方に

前穂高岳、奥穂高岳、北穂高岳から、
南岳、中岳そして槍ヶ岳、右方に黒
部五郎岳、三俣蓮華岳、雲の平、鷲
羽岳、

南の方から

御嶽山、乗鞍岳

常念岳山頂にて

素晴らしい天気だ、雲一つない青い空の下、周りの景色
が全て見通せる。天気を危ぶんでいたから尚更この青空
が嬉しい。360度じっくりと見渡しこれまで登ってきた山
々を遠くに確認出来、何とも言えない成就感を味わう。

常念小屋と横道岳(2767m)、その奥に大天井岳

常念乗越

乗越手前から見る常念岳、山頂は奥の方。山肌に少し
秋の色を感じ取れる。

振り向くと雲海の上に山が、まるで海に浮かぶ大きな
船の様だ。浅間山と山頂で確認できる。

第3ベンチ

常念小屋まであと500m地点。こんなベンチが3つあり休憩で
きる。最終水場も過ぎ、あと一頑張りだと思うと元気も出る。

道は小さなアップダウンを繰り返して高度を上げていく。
樹林帯を抜けると展望が開け常念乗越が見える。

大滝ベンチ

ここまでは割合と緩やかな登りで、一の沢沿いに歩き2回ほど
沢に出たりする。

左から、八ヶ岳、富士山、南アルプスの駒
ケ岳、北岳、仙丈岳、塩見岳など。更に中
央アルプスの駒ケ岳、空木岳、恵那山ま
で望める。

山に入ったときはまだ真っ暗、ヘッドライトを付けて歩く。真っ暗
闇の中まだ眠っている山に一人で入るのは心細い気もした
が、私より先に一人入って行った人がいて少しは気持ちも楽に
なる。常念小屋まで5.7キロ、更に山頂までは6キロ以上の山旅
への出発。
登山口に入りすぐの所に山の神様の鳥居がある。昔山からお経
と鐘の音が一晩中聞こえてきたことから常念坊呼ばれ、それ
が山名の由来になったとの事らしい。今日の登山の無事をを祈
願する。

百名山へ

NHK朝ドラ「おひさま」の撮影場所

これ程の素晴らしい山々の大パノラマショーは私の今までの山旅ではなかったようだ。景色の凄さ
に時間も忘れてしまう。気が付けば1時間も山頂にいた。去り難い思いのなか下山する。常念岳は70
座目の百名山。