スイスの山歩きと
      フランスの古城めぐり

スイス編

2011年8月29日〜9月8日

昨年の同時期にスイスの山歩きに出かけだがグリンデルバルドでのハイキングは天候に恵まれなかっ
た。ガスの中の山歩きとなり、楽しみにしていた山を見ることが出来なかった。

何とか素晴らしい景色の中で山を歩きたい思いで再びグリンデルバルドへの旅行を計画する。今回は
帰りにフランスに入りロワール河の古城を巡る旅も加えた。

Mannlichenから眺めるWenngennの村

旅行日程とコース:
 8月29日(月) 大阪関空からフィンランド航空10:55発→ヘルシンキ着15:10
        乗り継ぎ便ヘルシンキ16:10発→ジュネーブ着18:10  (ジュネーブ泊)
   30日(火) ジュネーブ9:10発→グリンデルヴァルド12:39着、宿に入り午後町を散策。
          (グリンデルヴァルド泊)
   31日(水) ハイキング開始。メンリッヘンからクライネシャイデックへ、更にヴェンゲンまで歩く。
  (グリンデルヴァルド泊)
 9月 1日(木)  電車でラウターブルンネンへ。町を通りトリュンメルバッハの滝までハイキング。
          (グリンデルヴァルド泊)
   2日(金) グリンデルバルド発9:49→ジュネーブ着13:15
        ジュネーブ発TGV13:41→パリ・リヨン着17:03、(パリ泊)
   3日(土) パリ・オステルリッツ発9:22→ツール中央駅着11:44
        アンボワーズ城までサイクリング。片道25キロ。(ツール泊)
   4日(日) 午前にアゼル・ド・リドー城とヴぃランドりー城を小型バスツアーで巡る。
        午後電車でシュノンソー城へ。 (ツール泊)
   5日(月) ツール中央駅発9:07→パリ・オステルリッツ着11:44
        午後メトロと列車とバスを乗り継いでジベルニーへ。 モネの生家と庭園を見学。        (パリ泊)
   6日(火) パリ・リヨン駅9:09TGV→ジュネーブ着12:14
        午後ジュネーブ散策。   (ジュネーブ泊)
   7日(水) ジュネーブ発フィンランド航空10:50→ヘルシンキ着14:50
        ヘルシンキ発17:20→大阪関空着8日8:55
   8日(木) 関西空港着8時55分 

アイガー (Eiger,3970m)

ジュネーブから列車を乗り継いでグリンデルバルドに
入る。一年前見たアイガーがあった。
同じ姿で私たちを迎えてくれていた。一年ぶりに宿
の主人と再会。今年は良い天気が続きそうだとの話。

Kline Scheidegg(クライネ・シャイデック)の駅

ここまでが約4.5キロ。道は最初少し登り後は駅に向
かって下っている。ここからの山の景色がとても素
晴らしく、目の前にJungfrauがそびえている。
 Kline Scheideggとは「小さな峠」の意味。

今日はKline Scheideggを経由してWengen(ヴェ
ンゲン)まで約12キロ歩く。これはEiger,Monnch,
Jungfrauの大パノラマへ向かって歩く一番人気の
あるコース。昨年はガスで何も見えない中歩いたの
で、快晴の今日は全てを見渡せるので感激も一入
だ。道はその山々に向かっている。

フランス編へ

昨夕宿の女将さんと日本の首相が誰になったか話題になり、調べてくれていた。今朝、野田首相に決
まったと教えてくれた。旅先で民主党の党首選挙が気になっていたので。

グリンデルバルドからジュネーブに戻り、TGVでパリに向かう。TGVは初めて。スイス編は一応終わり、
次のフランス編へどうぞ!

二年続きでお世話になったホテルの庭で、スイスを立
つ日朝。

宿で親しくなったスイスのおばあさんたちとの別れ。
帰り道にグリンデルバルドの駅で会う。

洞窟の中を滝が激しい水しぶきと凄い音を立てて岩の間を流れている。驚くべき光景だ!


左は滝見物の後のカフェでのひと時。

Trummelbach(ツウリュンメルバッハ)の滝

村を通り抜けどんどん歩いて行っても一向に滝の音
がしてこない。一体どこにそんな滝がるのかと不思
議に思いながら行き着くと、滝の正体が判明する。
岸壁の中にいくつもの滝があり、その中を氷河から
溶け出た水が物凄い勢いで流れ落ちている。そんな
滝なのだ。

Lauterbrunnenは標高797mの所にあり、絶壁に挟ま
れた村。氷河に削られてできたU字谷で、高さ300mの
断崖が両側に迫り、多くの滝が流れ落ちている。村を
歩いていて驚くことは民家やホテルのすぐ後ろに高
い絶壁が迫っていることだ。氷河で削られたなんて想
像もつかない。

Lauterbrunnen(ラウターブルンネン)の村で。

日が変わり、今日はこの村を通り有名な滝までハイ
キングの予定。

Mannlichenから眺める3山

左からEiger,Monch,Jungfrau

Wenngen駅で、後方の山はJungfrau

ベンゲンは標高1275mの所にあり、村には外へ通じる
道路がない。村内ではわずかに電気自動車と馬車が
走っているだけの静かな所。 今日のハイキングはこ
こまで。 帰りはゴンドラに乗って
Mannlichenまで上がり、更にゴンドラと登山電車で
Grindelwaldまで帰る。

Wenngenalp(ベンゲンアルプ、1874m)のレストランで

コースは線路沿いを歩く。Wenngenまで中間地点より
少し手前にある駅のレストランでお昼とする。
ここは自家製いのソーセージが美味しいとの評判で
Jungfrauを眺めながら冷たいビールと一緒のお昼は
格別だった。

左からEiger,Monnch,Jungfrau

更にWenngenに
向けて歩き始めて
振り返った所で。

Jungfrauを背にして

Monnch,Jungfrauを背にして。

Kleine Scheidegg(クライネ・シャイデック、2061m)
へハイキング出発。登山道にはこのようにちゃんとし
た道しるべがあり時間と方向が示されていて迷うこ
とはない。

ユングフラウ (Jungfrau,4158m)

英語ではyoung lady.一年前はガスでこの姿をみせ
てくれなかった。Berner Oberland
(ベルナーー・オーバーランド) の山々の中で3つの
有名な山の一つ。(あとはEiger,
Monchメンヒ,4109m)翌日快晴に恵まれてのハイキン
グ。登山電車とゴンドラを乗り継い
でMannlichen,メンリッヘンへ(2229m)。そこから眺
めるJungfrau.

それを信じて待っていて何とか税関を通過して乗り継ぎ便のターミナルへ走る。しかし恐れてい
たことが現実となる。すでに
その便は出発した後だった。受付で事情を説明すると相手も良くわかっていて翌日の便のチケッ
トと宿泊ホテルの予約券を与えられる。

ホテルについて考えてみると、目的地のジュネーブでの行動開始には数時間の遅れが出るが、
2日目のグリンデルバルドでは
十分余裕ある計画を立てていたので日程には特に問題は出ない。が、有難いことに最初の宿泊
地のジュネーブより良いホテル
でしかも2食付だった。それで満足。これも個人旅行の面白さだろうと二人で安堵する。

2年続きで利用したフィンランド航空。一年前は乗り継
ぎについては特に
問題なくうまく乗れたが今回は問題ありで大変だっ
た。

ヘルシンキでの乗り継ぎの際に税関が大混雑してい
て長時間待たされる。
心配のあまり係員に乗り継ぎ便があるので何とかな
らないのかと詰め寄った。
返事は「この状態なので乗り継ぎ便は待っていま
す。」との事。