柏，我孫子，流山，鎌ヶ谷　　弁護士　三枝総合法律事務所

　不貞行為の慰謝料請求といっても，慰謝料とは精神的苦痛であり，金額にははかりがたいものです。

　では，この目に見えない苦痛をどうやって金銭に換算するのかといえば，過去の裁判例の蓄積によって，おおよそ裁判所がどの範囲で慰謝料を認める判決を下したかということを参考にすることが多いです。

　どの程度が慰謝料請求で認めたことが多かったかというと，一般的には
１００万円〜５００万円
くらいであると思います。
　金額に随分差がありますが，これは不貞の期間や回数などの事情によって変わるということです。

　私の感覚では１５０万円から３００万円の判決を受けることが多いと思いますが，例えば私がかつて担当した裁判では
不貞関係に関する証拠が２週間分あった事案で１５０万円の慰謝料が認められた
不貞関係に関する証拠が半年分あった事案で２５０万円の慰謝料が認められた
ということがありました。
　この期間と金額の差の関係についてはうまく説明できかねますが，目安の一つになるのではないかと思います。

　私が相手方に対して慰謝料請求を行うに当たっては，上記の金額の範囲を参考に依頼者の方と相談して請求額を決めます。

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