小樽・札幌ぶらり旅〜札幌編〜



2005年4月18日(月) 札幌市内&周辺散策

昨日とは打って変わり、この日は朝から晴天。太陽の光が眩しい中、小樽を後に札幌へと向かいます。当初はJRの予定でしたが、駅前にて札幌行きの高速バスがあることを発見。せっかくだからのんびりバス旅行をしよう!ということに。
ゆったりとバスに揺られながら、今日も窓からあれこれ観察です。途中、崖沿いにびっしり建つ家々(ここもやはり瓦がないカラフルなお家ばかりです)に、思わず地元の同じような立地条件のところと比べてみたり。順番に乗り込んでくる通勤客の皆様の服装をチェックしたり(コラ)。
そんなことをするうち、いつの間にか車は札幌市内に入ります。流石に交通量も増え、でも車の色が全体的に白・グレー系の地味な色が多く、思わずやっぱり天候が悪い地域は 汚れが目立たない色を好む人が多いのかな、と余計なことが頭をよぎります。実は、お隣の富山県は本当に地味〜な車が多く、カーディーラーのショーウィンドウにさえ、綺麗な派手な車が 少ないのです。北海道も富山並かな〜と思ったところに、綺麗な青や赤の車が通り過ぎていったのを見た時は、妙〜にほっとしました(笑)。

そうこうするうち、バスはどんどん市内中心部へと入っていきます。テレビ局などが立ち並ぶ界隈を過ぎると、左手に登場したのは”北海道厚生年金会館”。
おぉ〜ここが!、と意味なく感動に浸ってしまいました。同じ厚生年金会館でも、明らかに地元の1.5倍はありそうな佇まいに流石100万都市!と感心。 その後も何だかこの辺の雰囲気は、どことなく名古屋の官庁街に似てるなぁ、とどうでもいい感想を抱くうち、お目当ての時計台前に到着です。

時計台
肝心の時計の部分がないぞーという声が聞こえてきそうですが、それだと本当に小さくなるので敢えてコレ。

この時計台については、昔から友人家族からどれだけがっかりするか、というのを力説されていたおかげで、 初めて見た感想は「なんだ、意外とちゃんとしてるじゃない」でした(笑)。
地元の方が聞いたら怒り心頭になりそうな発言ですが、 だって”日本三大がっかり”とまで聞かされていたため、それはそれは惨めなものを想像していたんです(^^ゞ。
確かに街のど真ん中で、隣のビルがかなり邪魔でしたが、でも写真で見たまんまの建物だし、想像より大きくてちゃんと古めかしい 時計が上についていてなかなかいいですよ。(←全然褒めてないですね 苦笑)。
しかし、今回同行した友人は修学旅行が北海道で、未だにあのがっかり感は忘れられないそうです。彼女の中では時計台はラベンダー畑の 真ん中にそびえていると思い込んでいたようで。案外いいという私に「でも、でも、やっぱりラベンダーの中にいてほしいと思わない?」 と何度も言われ「え、別にいいじゃん。こっちの方があー昔は何もなかったのがこうして、札幌の町がどんどん発展していったのが よくわかるし、歴史が感じられるよ」と反論した友達甲斐のないヤツです。

さて、時計台を堪能した後はホテルに荷物を預け、北海道に来たからには一度は味わうべし!とすすきのにあるラーメン店へ。 出発前にネットなどであれこれ検索した割には、どこに入ればいいのかよくわからないので、結局”ラーメン横丁”の中のとあるお店に 入りました。普段からあっさり味系のモノを好む私は、ラーメンはとにかく塩派で味噌ラーメンというモノは生涯、数えるほどしか 食べたことがないのですが、こってり濃厚なとんこつ出汁が効いた味噌ラーメン、美味しかったです。チャーシューが細かく刻んで あるのが食べやすく、機会があれば他のラーメンもまた食べてみたいです。

程よく栄養補給を済ませ、お次は今日の最大のメインである札幌ドーム。その前にせっかくだから、というわけでドーム近くの 羊ヶ丘展望台へ。
羊ヶ丘というからには、羊がいるに違いない!そういえば、村上春樹の初期の三部作の最終話『羊をめぐる冒険』の舞台って北海道だったな、と 今更ながら思い出し、羊博士の絵とかあったりして、なーんてバカな期待を胸にわくわくバスに揺られながらの到着です。

クラーク博士


北海道といえば、やはりこの人。クラーク博士の銅像です。台座にはちゃんとあの有名な "Boys Be Ambitious(少年よ、大志を抱け)"の文字が。
せっかくだから、と友人とそれぞれ像の前で同じポーズを取っての記念撮影。個人的には♪Boys be … Boys be Ambitious と布袋寅泰の同名曲を歌いたい気分だったのですが、 何しろここは山というか丘の上。いくら晴天に恵まれているとはいえ、はっきり言ってめちゃくちゃ寒い!!
比較的寒さには慣れている私たちでも、相当寒いと思ったので、普段暖かい地にお住まいの方はここは5月以降に来ましょう。
とは言え、眺望は素晴らしく目の前には札幌ドームの全景もあり、のんびり散策するのは絶好の場所です。
しかし、やはり寒さには勝てず早々にとりあえず、建物の中へというわけで、オーストリア館という店の中へ。まずはソフトクリームを食べよう! と売店の前に立った目に飛び込んできたのがコレ。

冬のアナタ
いやー悪いけれど、見た瞬間爆笑してしまいました。冬のアナタというネーミングセンスといい、 映っている女性の何とも幸せそうな顔といい、何じゃこりゃ〜〜!なんですが、ここまでやってくれると最早笑うしかありません。
羊博士の変わりにこんなモノを見るとは夢にも思いませんでした(わはは)。

ひとしきり笑った後は、せっかく北海道に来たのだから一度は食べようアイス、というわけで売店でソフトクリームを購入。
寒いねーといいながらぬくぬくと暖房の効いた店内で食べた、羊ヶ丘限定(?)”とうきびソフト”はやはり美味しかったです。
アイスでお腹を膨らませた後は、また屋外へ。羊さんのおうち、という文字に惹かれ、裏に回ってみると何とも言えない動物臭とともに いましたよ!本物の羊ですっ(嬉)。


羊さん
もこもこと温かそうな様子が羨ましく、何とも愛嬌のある顔が大好きな映画「ブレードランナー」の原作『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』 の表紙の羊と同じだなぁ、とまたまたどうでもいい感動に浸りながらバシャバシャと激写。
しかし、ここでもやはり寒さに勝てず、ようやく本日のメインイベント、札幌ドームへと向かったのでした。

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