原始猿人バーゴン(第24回放送)



たじも
90 今回探検隊が目指すのは、フィリピンのジャングル奥地で目撃された原始猿人バーゴンの発見と保護である。 カメラマンがジャングルに迷いこんだ際に偶然撮影したという(ホンマかい)バーゴン。 フィリピン国内の各誌一面にも掲載されたようなので、一応信じるとしよう。 バーゴンを求め、探検隊はそのカメラマン、および国の少数民族保護局の保護官と共に捜索に出発した。
ジャングル到着後、いよいよ探索に乗り出した探検隊。例によって様々なハプニングが探検隊を襲う。

女裸族にことごとく逃げられる探検隊
 もっとうまく近付けんのか君らは?

女裸族に攻撃される探検隊
 弓矢による攻撃を受ける探検隊。靴に刺さったのはヤラセにしては見事。

バーゴンの仕掛けた罠にかかり、宙吊りになる保護官
 彼は一番後ろを歩いていたのに、なぜ前の人間がことごとく避けられたのか謎だ。

岩を登ろうとした際にヘビに遭遇し、ビビって滑り落ちるカメラマン
 当事者が隊員ではないからか、珍しく騒ぎ立てない探検隊。露骨だなぁオイ。

そんなハプニングを乗り越え、ついに一行はバーゴンが住むと思われる岩山に到着。 その夜、山の方で火が焚かれているのが見え、一行はバーゴンの存在を確信する。
翌日、さっそく岩山にアタック。洞窟にたどり着くも、そこにバーゴンの姿はなかった。 このまま終わると今の探検隊と一緒だが、さすが川口探検隊。すぐに山を降り、 付近の捜索を開始。そしてついに発見したのである。隊員達の前を横切る黒い影。 それを追ってたどり着いたのは池を見下ろす崖であった。下を覗き込んだ隊員たちの 目に飛び込んできたのは、

ワニと格闘するバーゴン

の姿であった。体長約2メートルくらいと思われるワニを掴んでは池に叩きつけ、 掴んでは叩きつけを繰り返していたのだ。ワニが全くの無抵抗に見える ところがどうにも気になるが、バーゴンがスーパーパワーを持っているということにしておこう。
ここからはバーゴン・オン・ステージである。

鳥のように飛ぶ猿人!!
 明らかにヤラセと分かる、木から木へのロープぶら下がり移動。
 というか、それを飛ぶとは言わんだろう。

猿のように俊敏に動く猿人!!
 ただ木の上から飛び降りただけじゃん。例えがおかしいだろ。

30メートルもの高さから滝壷に飛び込む猿人!!
 これだけはすごい。見事だ猿人よ!!

カモシカのように走る猿人!!
 その形容とはあまりにもかけ離れた普通な走りが見事。

その様は、あたかもヒョウのようである!!
 いいかげんにしろ、コノヤロウ。

そのどれもがちゃんとスタンバイしていたかのようなアングルでカメラに 収められているのがこの番組らしい。ヤラセ度満点である。
それにしても行動する際にいちいち「あぁ!!おぁ!!」と妙なうなり声をあげる猿人が面白い。 そしてそんな彼を例のごとく見失ってしまう探検隊だが、洞窟を張っていた別働隊から 「バーゴンが洞窟に戻りました」との報告が入る。

再び洞窟を訪れた探検隊を待っていたのは、奇声を発しながら槍を突き出すバーゴンであった。 そこは少数民族保護局の男に任せ、外で見守る隊員。そして見事彼を保護することに 成功したのであった。

エンディングでは、この猿人が文明社会に連れられていくことは幸せなのか、それとも不幸せなのかと 述べられる。さらには「我々にはわからない」と言い出す。

率先して探索してたくせに何言ってんだコノヤロウ!!

何にしてもバーゴンは最高であった。




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