祭りだ祭りだワッショイ!! 〜阪神vs横浜甲子園観戦記録'07〜
2007年7月29日(日)晴れ
今年こそは六甲颪を歌うぞ〜!ということで行ってきました甲子園。昨年、一昨年と負けは負けでもシーズンワーストと言ってよいほどの歴史的敗戦(笑)を2年続けて見ているだけに、今年は何としても勝利を!というわけで観戦する試合選びから念入りに
検討を重ね、選んだのがこの横浜ベイスターズ戦。昨季は意地を見せられたとはいえ、ベイと言えば昔からトラファンの間では”横浜銀行”のあだ名で呼ばれるくらいのお得意様。
更に、今年は我らがクドちゃんがGから移籍したため、ひょっとしらひょっとして当たるかも!?という淡〜い期待を胸にチケットを取りました。
はやる気持ちを抑え、試合開始2時間前には現地に到着(笑)。既に球場の周りは多くのトラキチがひしめいています。
噂どおり外観がすっかり変わっていてびっくり&駅前に新たにタイガースショップが出来ていて長蛇の列にもびっくり。
これ、何だと思います? ツタの写真をパネルに貼ったものでぐる〜と壁を覆っているのです。電車の窓から見えた時から「あれ?何か変」と思いましたが、実際に球場に来て目の前で見たときには唖然としてしまいました(汗)。
改装中とはいえ、そこまでして緑にしなくても・・・と思ってしまいました。
かなりの違和感を覚えた外観でも、中に入ればやっぱり見慣れた風景。
この日は浜風がかなり吹いていたので、それがとっても気持ちいい♪ 相変わらず見事に手入れされた芝生の青さが目に眩しく、この風景だけでわくわく、胸がじーんときてしまいます。
夏休み中の日曜日、ということでスタンドには家族連れがいっぱい。
そんなチビッ子&お兄さん、お姉さん、おじさん達へのファンサービス。試合前の練習ではクルーン投手が姿を見せてくれ、明らかにトラファンばかりのサイン攻勢に快く応じてくれていました。
そんなクルーンにトラのマスコット・トラッキーが近づいてきてしばし談笑。一体どんな会話をしてるのかな?
クルーンは、試合が殆ど決まってしまった終盤にも顔をひょこひょこ覗かせては、入口付近のお客さんを喜ばせてくれてました。
お茶目ないい人だー。
さて、今回密かに期待していたクドちゃんこと工藤投手は、火曜日のG戦で投げてしまったので今日の登板はありません。
でも姿くらいはもしかしたら・・・と淡すぎる期待を込め、試合前のベイの練習をタイガースユニを着ているにも関わらず(^^ゞ、
内野席一番前まで移動して目を凝らして探しましたが、やはりどこにも見当たらず。(元々、投手は試合前の練習はブルペンに
いることが多くグラウンドに姿を見せないことが多いです)
うーんやっぱりいるわけないよなーと諦めた私にとどめを刺してくれたのが試合前の本日のベンチ入り選手の発表。
翌週火曜のG戦先発に備え、工藤投手はおろかハマの番長こと三浦大輔投手、寺原投手ら有力先発陣は軒並みベンチ入りして
いませんでした(爆)。それを知らずに必死にグランドのベイ選手達に熱い視線を注いでいた私って。。。
肝心の試合は、タイガースが中四日のジャンに対しベイスターズはルーキー高崎の先発。
発表された瞬間、「高崎、誰やねんそれ」という声があちこちから飛んでいたのですが、彼はこの日がプロ初先発の期待のルーキー。
若さ溢れるテンポのよい投球で、敵ながら「なかなかいい投手だなぁ」と感心しました。2周り目にはきっちり先輩たちによるプロの洗礼を
浴びてしまいましたが、今後が楽しみな選手です。
序盤に佐伯のHRで先制されたものの、その裏に前日結果を残せなかったシーツが走者一掃の3点タイムリーツーベースであっさり逆転。
その後もランナーをためては着々と加点。関本の今季初アーチあり、鳥谷の特大ホームランあり、得点には結びつかなかったけど赤星の盗塁もあり〜のやりたい放題のお祭り騒ぎ(^-^)。
甲子園球場のスタンド、特に内野席はあの大観衆を迎え入れるため&古い球場なのでとにかく狭いのです。内側の席だとちょっとトイレに行くのも列全員の方の協力がなければ
移動できず、間にちょっぴり太目の方がいたときなど悲劇です。もうひたすら「すいません〜」とお互い譲り合っての移動になるのです。
加えて本日も大入りで、観客の熱気と狭さで慣れていない人だとかなり苦痛を伴う環境ですが、選手達の大活躍のおかげで全く気にならず、ホームランが飛び出す度立ち上がって
スタンド中が応援バットやメガホンを割れんばかりに叩き、バンザイの応酬。そりゃーもうお祭り騒ぎさ!状態(笑)。 もう何年もタイガースの試合に足を運んでいますが、ここまで好き放題やってくれた試合を
見たのは初めて、というくらい打つわうつわ、守っても華麗な守備も見せてくれ、2年分の鬱憤がきれいに晴れていきました。ありがとう!!
学生時代、甲子園球場の裏に住んでいる先輩がおり、虎党の行儀の悪さと騒音で強力なアンチタイガースだったのですが、当時はまだ♪バースかっ飛ばせバース、ライト〜にレフトにホームラン♪
と歌いながら某必殺特番(笑)で当時の応援団長が披露していたような踊りを踊っての応援が主流でした。 今のようなカン、カンとバットを打ち鳴らすスタイルは90年代に入って始まり、タイガースが好調に
なるとともに応援も過熱。周囲の騒音は20年前の比ではなく、毎年カン、カンやりに来ていながらこの日のあまりの熱狂ぶりに思わず「近所の皆さんごめんなさい〜〜(^^;;;」と一瞬、我に返り思ってしまいました。
こういう試合は風船飛ばしだって楽しくてしょうがありません。しかも、7回表のベイスターズの攻撃が、これまたトラファンのお祭り状態に
恐れをなしたのか、あり得ないくらいあっさり終わってくれるサービスぶり。
最後の筒井がビシッと締めてくれれば言うことなしだったのですが(^^ゞ、その前の渡辺がなかなかいい内容だったのでヨシとしましょう。
7回には既に勝利を確信する、気持ちのいい試合でした。
横浜は来週のG戦に備えて途中で試合を諦めたのか?、打たれても打たれても2番手に出てきた秦を変えないのはちょっと気の毒でしたが、あの大歓声&タイガース打線の勢いじゃ仕方がなかったかな。
ちなみに、レフトを守りこの日ホームランも打ったベイスターズの佐伯選手は、プロ野球ファンの間ではタイガースファンとして知られ、際どい当たりがレフトに飛んだ折、
中途半端に追いかけてヒットにしてくれた姿に、客席から「アイツ阪神ファンやしな。追いかける気あらへん」なんて勝手なことを言われてしまってました(^^ゞ
って私も見ていてこっそり「虎党やもんなー」なんて思っていたので、心の中でうんうんと頷いてました(笑)。
あまりに調子よく加点するので、「これだと球児が見られないよー」と贅沢なことを思ったくらい。
毎回喜びの歓声をあげていたせいで、試合が終わる頃には喉がすっかり痛くなりました(苦笑)。
最後は3年ぶりの六甲颪を熱唱し、気持ちよ〜く球場を後にしました。
もう楽しくて楽しくて、シーズン前はあわよくば工藤投手が見られるといいなーなんて思っていましたが、やっぱり投げなくてよかった〜としみじみ。
だって、やっぱりここに来たらもう無条件でタイガースの勝利が見たい!と思ってしまいますもん。 あれこれ難しいことは考えず、ひたすら目の前の
プレーに感激したり、大喜びしたり。何もかも忘れて夢中になれる空間てホント素晴らしい!
今年も楽しい時間をありがとう!!願わくば来年は球児が見られますように!
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