スタジアムへ行こう! 〜J1リーグ ガンバ大阪vsベガルタ仙台〜
2002年7月28日(日)晴れ。 先月のW杯の影響ですっかり俄かサッカーファンとなった私。J1のガンバ大阪vsかにトップことベガルタ仙台戦が金沢にやってくる!ということで行って来ました。 フットボール系の生観戦は、学生の頃アメフトによく行ったのですが、サッカーは全くの初めて。観戦=試合前の練習から見るがモットーの私は今回も張り切ってキックオフ2時間前から会場へ。4時過ぎとはいえまだまだ暑い中、ユニフォームに身を包んだ
熱心なサポーターが早くもスタンドに陣取ってました。 キックオフ1時間前くらいから、両チームの選手がピッチに登場。柔軟体操を始めます。同じ柔軟体操でも野球とはかなり違うなぁというのが最初の感想でした。あと、サッカー選手はみんな身体が柔らかいですね。動きのひとつひとつがしなやかで、軽やかでそして軽快なボールさばきはやはりさすがプロ!その間にガンバ大阪お抱えTV局(CS)の番組用企画があったりして楽しめました。
午後6時、フェアプレー旗(Jリーグでは毎試合必ず登場するそうです)を先頭にいよいよ選手が入場です。
W杯ではないので、国歌斉唱もなくあっという間にキックオフ。サッカーはとにかくずーっと走りっぱなしのスポーツなので、右に左にとせわしなくボールが動きます。それを追うだけでもかなり楽しい。 TVでは局地的な動きしかわかりませんが、スタンドからだと全体の動きが実によくわかります。ディフェンダーをさっとかわして相手ゴールに切り込む瞬間や、パスを受けるために一瞬のスキをついて走る選手の動きにすっかり目を奪われました。たまに、誰も邪魔していないのに、勝手にコケてる選手もいたりして(笑)。 今回何がいいって田舎のスタジアムの利点か(笑)スタンドとピッチがとにかく近い!すぐ目の前で選手がプレーしてるんです。
サッカーってルールがわかりにくいなぁと思っていたのですが、そういう人は是非スタジアムに行って生の試合を見ましょう!!オフサイドの位置なんて、スタンドから見たら一目瞭然です。サッカーって何て単純なスポーツなんだろう、と思いましたよ。細かいルールはあっても、相手ゴールにボールを入れればいいんですから。とにかく点が入らなくても、選手の動きを追ったり、サポーターの声援を聞いているだけで何だかわくわくしてきます。この楽しさを上手く伝えられないのがもどかしいです(><)。
開始直後はベガルタが押し気味で、再三ガンバゴール前に攻め込んでいたのですが、20分くらい過ぎた頃ガンバFWがまさに一瞬のスキをついてあっという間にベガルタDFを抜き去りゴールを決めました。ゴールを決めたガンバ・遠藤もスゴかったのですが、鳩が豆鉄砲くらったような動きで慌てて、自陣へ戻って来るベガルタの選手の速さにビックリ!
今回いちばん見ごたえがあったのはヘディングです。空に高〜く上がったボールを頭でさっと受け止め、ボールの動きを瞬時に殺してコントロールする上手さには脱帽しました。プロなんだから当たり前なんですが、身体のどこにも余計な力が入っていない、柔らかな動作にはもう惚れ惚れしました。ガンバに比べるとベガルタはこの空中戦がイマイチ上手くなくて、その辺が両チームの力の差なのかなと思いました。
試合は結局、じわじわと自力で勝るガンバが加点し3−0で勝ちました。ずーっと必死の応援をしていたベガルタサポーターが、後半残り10分くらいになった時点であまりの不甲斐なさに、疲れたのか?抗議なのかピタリと応援を止めたのが何とも正直でよかったです(笑)。もちろんラスト数分になったら最後の応援を再開してましたが。試合終了後は、各チームが自サポーターの前までやって来て応援に感謝する姿が何だかアットホームで好感を持ちました。
試合途中で沈みかけた太陽に空が真っ赤に染まるのが、とにかく綺麗でやっぱりスポーツは空の下がいいなぁとしみじみ。甲子園で観戦する時も、浜風が頬にあたるのが気持ちいいんですよね。
最初から最後までとにかく楽しくて、J1でこんなに楽しいくらいだから、W杯のあの見ごたえありまくりの試合ならもっと楽しいだろうなぁ。というわけでいつか日本代表の試合を生で見よう!と密かに心に誓ったのでした。J1も機会があれば、是非また行くぞ〜〜!今度はサポーターの中に混じってあの独特の応援を体験したいと思います(ふふふ)。
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