【参考文献】

アメリカ生殖免疫学会の反復流産の診断と治療のための臨床指針推薦委員会の報告書(1997年8月)より


「不育症に対する免疫療法の適応の原則」

 1. 生産歴がない、または生産歴より3年経過して連続3回以上流産している症例。生産歴のある症例に夫リンパ球などによる免疫療法をした場合、あまり効果がない。

2. 自己免疫異常(抗リン脂質抗体や抗核抗体など)のない症例。自己免疫異常のある症例に夫リンパ球などによる免疫刺激をした場合、効果がない上に、自己免疫疾患を誘発する恐れがある。

3. 抗夫リンパ球抗体がない症例。