ココロのもんだい

その2

 

 最近ようやく次の妊娠を前向きに考えることができるようになりました。

2度目の流産が去年の9月のことですから、かれこれ半年経って漸くという感じです。

妊娠への恐怖が全くなくなったわけではありませんが、

自分なりの覚悟ができたというか、

とにかく前に進んでみよう、という気になりました。

 

何が怖いのか、少し冷静に考えてみました。

また流産してしまったら・・・と考えると不安になるわけです。

子宮内除去術が怖いのか?

確かに嫌なものですが、身体のためには仕方がないと思えるし、

処置自体は耐えられぬ苦痛を伴うものでもありません。

言葉にするのはとても難しいのですが、

それは頭のなかで納得がいくことです。

では何をそんなに恐れていたのか?

それは、当時の心理状態にまた陥ってしまうことが一番恐かったのです。

泣いてばかりで笑いを忘れた私に戻るのが怖かったのです。

私の「ココロのもんだい」です。

 

最近、今の私は以前の私とは違う、と思えるようになってきました。

万が一、同じような結果になったとしても

違う対処の仕方ができる気がします。

「流産」を我が身に振りかかった最大の不幸・・・と思っていた頃から比べると

随分、客観的に考えられるようにもなってきました。

半年もかかったけれど、私にはそれだけの時間がどうしても必要でした。

支えつづけてくれた家族と

いつも勇気づけてくれる不育外来の仲間と

そして、信頼できる主治医の先生に恵まれながら

ここまで来るのに半年です。

逆境に弱くって自分でも情けなくなりますが

「転んでもただでは起きないゾ!!!」と日々自分に言い聞かせています。

自分との闘いはまだまだ続きそうです。