表1 当院で測定している抗リン脂質抗体

    梅毒血清反応
    
抗カルジオリピン抗体IgG (Mesacup ; MBL)
    抗カルジオリピンーβGPI複合体抗体IgG(Yamasa)
      βGPI依存性
      βGPI非依存性
    dRVVT(LA-screen, LA-confirm ; MBL)
    抗フォスファチジルエタノールアミン(PE)抗体
      PE結合蛋白依存性IgG
      PE結合蛋白依存性IgM
      PE結合蛋白依存性IgA
      PE結合蛋白非依存性IgG
      PE結合蛋白非依存性IgM
      PE結合蛋白非依存性IgA
    抗フォスファチジルセリン抗体
      IgG
      IgM
      IgA


表2 産科領域において抗リン脂質抗体の存在を疑うべき状況

    反復流産
    原因不明妊娠中、後期の子宮胎児死亡
    早期発症、重篤な妊娠中毒症
    妊娠に関連した血栓症
    子宮内胎児発育遅延
    自己免疫疾患または膠原病
    梅毒血清反応の生物学的偽陽性
     aPTTの延長
    自己抗体陽性