ヘパリン、怖がることなかれ

 

産科外来に通うようになって3ヶ月が過ぎます。

最近は診察までの時間も緊張をといて過ごせるようになりました。

そんな余裕を持てたからか、まわりの妊婦さんの話も自然と耳に入ってきます。

昨日は私と同様にヘパリン治療中の妊婦さん数人を確認。

おなかの大きさからすると既に妊娠後期のご様子。

とても勇気づけられます。

「ヘパリン治療は不自由を強いられる、痛い、怖い、できればやりたくない」

正直なところ、治療を始める前の私はそう思っていました。

在宅治療用の小型携帯ポンプ付きの24時間点滴については

雑誌の記事で知ってはいましたが、仕事を持つ私にはとても無理な話。

ヘパリン治療の対象にならなかった事をひそかに喜んでいました。

ところが状況一転。

妊娠とほぼ同時に血液凝固12因子抗体陽性が明らかとなり

恐れていたヘパリン治療のターゲットになってしまったのでした。

一瞬引いてしまった私でしたが、

「できることはすべてやりたい」という気持ちが勝って

ヘパリン隊の仲間入りをしました。

一日2回の自己注射をはじめて2ヶ月半が経ちましたが

注射そのものは慣れてしまえばどうってことありません。

かえって精神安定剤になるぐらいなもんで

「やることやってんだから・・・」と開き直ってます。

待合室の妊婦さんも普通の妊婦さんと何ら変わった様子もなく

前向きに治療に臨まれている印象でした。

実のところ、ヘパリン隊は明るくポジティブなのでした。

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