出産報告


いろいろご心配をおかけしましたが、おかげさまで
2000年1月6日(木)午前1時42分、
体重2598g、身長48cmの女の子を無事出産しました。

41w1dまでのんびりお腹にいたわりには
小さめの赤ちゃんでしたが、至って元気です。
11日には出生届を提出、菫(すみれ)と名付けました。



【出産の経過】

予定日(12月29日)を過ぎても子宮口が一指分しか開かず

陣痛も前駆陣痛から発展する気配がないので
1月5日に入院、6日に陣痛を誘発することとなりました。
5日夕方の診察でも子宮口の状況は依然かわらず
お産をスムーズに進めるため、18時30分、ラミナリアを挿入。
そのせいか20時頃から10分おきの規則的な陣痛が感じられるようになり
23時、ナースコール。ようやく陣痛室に入りました。

分娩監視装置を装着、
訪れるであろう本格的な陣痛を好奇心一杯で待っていたところ
程なく、助産婦さんがプリントされた胎児心拍データに首をかしげました。
どうやら、子宮が収縮するたびに心拍数が低下しているようでした。
しばらく経過を見守りましたが、状況はかわらず
夜中の陣痛室には緊迫したムードが漂いました。
十分な酸素を送るため、口には酸素マスクが装着され
また、胎児にかかるストレスを軽減するため
夕方入れたラミナリアを除去、
静脈注射(多分子宮の収縮を抑える薬だと思う)が打たれました。
主治医の診断の結果、胎児の心拍低下は
臍の緒のトラブルによる可能性が高く、
自然分娩でこれ以上のストレスを胎児に与えることは、
仮死につながりかねない・・・
緊急帝王切開が余儀なくされました。

病院からの電話連絡でダンナも急遽駆けつけ
主治医からの状況の説明を受けました。
そして、手術の同意書に夫婦連名で署名をしました。
その後、導尿、胸部レントゲン、心電図、抗生剤のチェック(皮内注射)等
手術の準備が慌ただしくとり行われ
1月6日午前1時16分、手術がスタート。
「もう、頭が見えてるからね」という声とともに、お腹をぐいっと押され
午前1時42分、我が子の第一声をを耳にしました。

想像だにしない展開に心底動揺し、
「赤ちゃんは果たして大丈夫だろうか・・・」という
大きな不安に終始身体がガタガタと震えていましたが
手術台の上で産まれたばかりの我が子と対面し
その小さい指に自分の指をからませた瞬間の
その静かな感動は、一生忘れることはないと思います。

主治医からの術後の説明によると
臍の緒が普通の半分程度の28cmと短かく

収縮に伴って下りてこようとする度に、吊れた状態になり
心拍低下が起こっていたようでした。


しかしながら「終わりよければすべてよし」。
最後までハラハラ、ドキドキの連続でしたが
いろんな意味で実り多い十月十日の妊娠生活でした。

そして1月15日に親子共々、無事に退院。
現在は自宅に戻り、手探り状態の育児に追われています。
時間を見つけては、少しずつHPの方も更新していこうと思っています。
それから、入院中は多くの方からお祝いのメールを頂き、
本当にありがとうございました。

まずはご報告まで・・・

2000. 1.17 Smile