第33回 02年日本シリーズ前話
  • 今年のプロ野球は、9月21日に西武が、24日が巨人が優勝して10月26日から両者がぶつかって日本シリーズが始まる。この2球団勝って胴上げできなかった。西武はダイエーの試合結果待ち、巨人はナゴヤドームでヤクルトが負けた時点で優勝が決まっていた。巨人が勝って胴上げの筈だが、9回タイガースの濱中が、巨人抑えの河原からバックスクリーンへ大きなホームランで延長戦で12回前田の暴投でサヨナラ負けで優勝というおかしな決まり方だった。私は、甲子園で観戦をしていた。濱中党の私にとっては嬉しい事である。
  • それはさておき、6月15日に甲子園で阪神vs巨人をいつも東京ドームのチケットを依頼する友人を招待した。この日は阪神先発が横田だった。その友人はライオンズファンで「阪神と日本シリーズになったら招待するから」といつもいっているが、今年は実現しなかった。友人が「複雑な気持ちで試合を観戦している。」と言い出した。私が理由を聞くと、「元西武の選手やコーチが両軍にいるからなあ。」と呟いた。
  • 西武の黄金時代は80年代から90年代前半になる。広岡・森の常勝軍団の頃である。その頃の主力は、FAによる移籍、トレードで各球団へ行ったが、残っていると言えば伊東捕手ぐらいである。巨人に元西武関係者がいる。名前を挙げると工藤・清原・黒田・鹿取ヘッドコーチ・鈴木康友・西岡両コーチになる。今回の日本シリーズは楽しみなのが、伊原監督と鈴木康友コーチの対決である。伊原監督は三塁ベースコーチで名を一躍有名になった。東尾西武時代は、一塁コーチ鈴木・三塁コーチ伊原と両者手の内は知っているし、西武の機動力・緻密な野球を理解している筈だ。伊東のことをよく知っている工藤・鹿取コーチ。伊東のリードが見物である。
  • 西武の優勝だが、松坂大輔の故障でも優勝できるのが驚きであるが、シーズン途中で獲得した台湾の張である。そして、松井がトリプル3達成。ホームラン数が85年のタイガース真弓明信の本数を越えた。史上最強の一番バッターに間違いない。1番を固定できたが、3番が日替わりでいくチームも珍しい。ライオンズの10年ぶりの日本一を望んでいる。

<4ch>のトップに戻る