お味噌を作る教会の話

鈴蘭台教会では毎年2月の初旬に
「味噌講習会」を
開催しています。

農家から無農薬の『大豆』『麹』を取り寄せ
作り方は教会員が優しく丁寧にお教えします。

もう30年以上続いていますので、
教える教会の人たちも
引き継がれてきています。

またおかげさまで、この行事はたくさんの人たちに知られるようになり
近隣の方々や教会員のお知り合いなど
二日間の開催で100人ちかくの方々が来られる
バザーについで教会員以外の方々が
たくさん教会に集まる行事となっています。

ではお味噌の作り方を見てましょう!

無農薬大豆(茹で終えたものです。)



麹(こうじ)


大豆と麹を混ぜ合わせます。


合わせたものを機械でミンチ状にします。





塩を混ぜます。


力を入れてよくこねて、団子状にします。


それを今度は足でよく踏みます。


少しずつ、容器に入れて、空気を抜くように
上から押します。

そして冷暗所に半年から一年熟成されるのです。
二月に作ったこのお味噌は
11月末に行うバザーに販売もしています。
上の写真のような味噌は
一年の熟成によって下のような
お味噌になるのです。

簡単、便利がもてはやされる時代の中で
こうやって時間をかけて
ものを作ることの大切さを教えられます。

さて、ではなぜ鈴蘭台教会では
味噌作りをしているのでしょうか?
その理由は下の文を読んでみてください!

「お味噌をつくる教会」のお話

 「イエス・キリストはお味噌汁が大好きだった」というわけでは全くないのに、
教会がお味噌作りをしているのはなんでだと思いますか?


 皆さまもよくご存じのように、私たちが口にしている食べ物の中には、
何が入っているのかわからないものや、体に有害なものもあります。
みんなが食べるとわかっていながら、体に「良くないもの」を含めて販売しているのは、
食べる人のことより、作る側の都合を優先してのことだと思います。
でもそれってやっぱり「他者の命に不誠実」だと思います。


教会の働きは、神が造られた命の大切さを伝え、
全ての人の命に誠実に仕えていくことです。
鈴蘭台教会も命に仕える教会の使命として食品公害の問題とも向かい合い、
体に良い無農薬素材と手作りにこだわった味噌作りを三十数年に渡って続けています。
みんなの命が大事だからです。

私達が一緒に時間をかけて丁寧にお味噌を作っていくひと時を通して、
人の命を大切に思える心も養い、分かち合えたらうれしいです。


聖書の言葉:
「初めに言があった。言は神と共にあった。
言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。」


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