第39回 ディープブルー
もうずいぶんたってしまいますが、コンピュータの「ディープブルー」。世界のチェス王者に勝ちましたよね。それまでは1勝3敗2引き分けという戦績でコンピュータの負けだったそうです。「ディープブルー」は1秒間に2億通りの手を読む能力を持っていたそうです。その能力からすると人間に楽勝するはずなのですが、なにぶんコンピュータ。定石通りの手しか打てなかったんですね。人間が変則的な手を打つとパニックになってしまう。その後、変則的な手にも対応できるようにプログラミングを変えたところ、人間に圧勝するようになったそうです。機転が利くのは人間の特徴ですね。
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