洋子のサンクト・ペテルブルグ通信:44
集中暖房について
2008/10/04

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石井です

20081004写真1モスクワ郊外のお湯を沸かす発電所 日本は暑い夏が過ぎて涼しい風が吹くようになってきたみたいですね。
こちらでは先月の中ごろから集中暖房が入っています。お湯を沸かす発電所(発電と同時にお湯も配給する)が地域ごとにあります。(写真1これはモスクワ郊外の発電所です。)
 給湯が始まるのは9月に入って外気温が16度ぐらいになった時で、中止されるのは5月に外気温が16度以上になった時です。
20081004浴室の暖房器
ロシアのほとんどの都市では暖房用のお湯が各アパートに流れてきます。暖房用のお湯はもちろん飲めません。一方、通常の水道と並行してお湯も配給されています。このお湯はお風呂や洗たく、台所の洗いものに使えますが、飲むことはできません。
 今、私が住んでいる地域は建物が古いので暖房のお湯は配給されてますが、洗いものにつかえるお湯は配給されていません。ガス湯沸かし器を使っています。同じサンクトでも、建物ものによっては水と給湯の配管がされています。お湯は年に一度6月〜7月に約1ヵ月止められます。止める時期は地域によって違います。その間はお湯も出ないのでシャワーに入るにも困ります。その時のためにガス湯沸かし器をつけている家庭もあります。
 現在のサンクトは最初から大きな湯沸かし器が台所用とシャワー用についています。日本と同じです。
20081004各部屋にある暖房器 20081004写真2建物内の廊下にある暖房器 部屋の中の暖房は写真のような暖房器が各部屋にあります。また、建物の内用に階段の踊り場にも暖房器があります。(写真2)
20081004モスクワの郊外にある住宅地の給湯管  モスクワやサンクトなど大きな都市の郊外では、給湯管が写真のように地下でなく地上に配備されています。
 
 夏でも冬でも蛇口をひねればお湯が出る、冬になると集中暖房が入る、となると光熱費はどうなっているのかなと、思いますよね。
 
 そこで、少し光熱費についてお話しします。
ロシアでは光熱費の支払いは日本とは異なっています。
 まずわかりやすいのが電気代です。各家庭のドアの外に電気のメーターがついています。電気代はそのメーターの数字を各人が先月の数値と今月の数値を規定の用紙に書いて差額に決められた金額をかけます。この金額はそれぞれの地域で前もって一覧表が渡されていて、それを見て書き込みます。その総額を自分で自発的に郵便局の支払い窓口で支払います。数値をごまかしても年に何回か役所からメーターを見にくるので、ばれてしまうそうです。
 自発的に払うことになっているので中には払わない人もいます。今までは、そういう人にはただ督促状を送っていただけでしたが、最近のテレビのニュースで何年にもわたって支払っていなかった人に対しては電気を止めるという措置をしたというニュースがありました。
 
 また、反対に家の中の暖房器は正常なのに室内温度が19度以上上がらない場合は料金をはらわなくてもいいということも、以前テレビで見ました。でもこれは確認したのではないので私の思い違いかもしれませんが、本当なら理にかなっていると思います。

 あと、ガス代、水道代、お湯代、暖房用の給湯代などは、地域、建物および各アパートの床面積、構成人数、使用している器具(台所のガス台の口数、電気ヒーター、IHコンロ)などと詳しく区分分けされた公共料金表によって決められます。日本のようにいくら使用したから料金はいくらではないのです。
 
 ちなみに私の住んでいるアパートは床面積が66平方メートルで、毎月、ガス代14.52ルーブル、暖房、716.76ルーブル、水道191.86ルーブルです。 
 そのほかに管理費198.00ルーブル、修繕積立日280.50ルーブル、階段の掃除73.26ルーブル、エレベーター維持費127.38ルーブル、ごみ処理104.28ルーブル、アンテナ使用料39.00ルーブル、などなどで毎月約2025ルーブルぐらいを払っているようです。(これは大家さん持ちです)日本円にして約10000円強です。
 毎月の支払は、これら以外に電気代と電話、インターネット代です。電話接続代130ルーブル、インターネット接続代1500ルーブル(7月から1000ルーブル)、電話通話料金はサンクトからモスクワまで1分4.1ルーブルです。
 
 今のところ公共料金については値上げはないようです。インターネット代がなぜ安くなったのかはわかりませんが、何でも値上げの時期に値下げはうれしいのもです。

石井 洋子

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