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洋子のサンクト・ペテルブルグ通信:29
隣人は芸術家
2008/05/18
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石井です ミハイロフスキー劇場15日の木曜日ミハイロスキー劇場で上演されているバレエ「スパルタク」を観てきました。 今回のスパルタクは新しい演出と本物のトラが出演するというので話題を呼んでいましたが、だから観に行ったのではないのです。 芸術公園のプーシンキンの像、向こうはロシア美術館お隣さんのニキータ ドルグーシンさんが出演するというので行きました。残念ながら当日は彼の出演する日ではありませんでした。(彼は16日に出たそうです) ニキータさんはロシア人民芸術家で現在70歳、ミハイロフスキーの振り付けを担当していて、音楽学院でも教えているそうです。この冬の日本でのレニングラード国立バレエの公演にもスタッフとして行ってらしたそうです。それで、日本の電気鍋を購入し、付属についているレシピの翻訳を頼まれたのがきっかけで少し挨拶以上の言葉をかける親しさまでになりました。 私たちは単に隣人としてのニキータさんしか知りませんが、見る限り普通の方で、ただお年を聞いてびっくりとても70歳には見えないくらいお若く見えます。その人が舞台で踊るのです。ぜひ観たかったです。 このスパルタクは秋以降も公演があるようなので、今度はニキータさんの出演するときに見にいこうとおもっています。 歳のことばかり言って恐縮なのですが、昨日スーパーで日本の方にお会いしたのですが、なんとこの方が80歳でレニングラード大学の言語学部に在籍していて、今4年生でこの6月末に卒論を発表なさるという話を聞きました。ただ短期語学留学でなく入学試験を受けて正規の大学4年間授業をうけてこられたそうです。すごいですよね。お話によると日本の大学は他の学部卒業だったそうです。ただドフトエフスキーが読みたいとかでロシア語を勉強する気になったとかおっしゃっていました。私なんか最近とみに年を感じだしているのにただただ頭が下がる思いです。留学生活が無事終わられることを願っています。 私も、この話を聞いたら歳だ歳だと言っていないで自分のやりたいことを見つけて前を向いて歩きたくなりました。
石井 洋子
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