洋子のサンクト・ペテルブルグ通信:19
マースリニッツァ・ポスト・パスハ
2008/03/17

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石井です(白山道)
 日本はもう桜が咲いている頃でしょうね。
こちらはやっと日中で5〜6度と暖かい日が続いていると思うと、昨日などはみぞれが降り寒くなるという天気です。でも水はぬるんで確実に春が近くなっています。
 暦でもマースリニッツァ(バター祭り)が終わると春が来るといわれています。
 今年は3月8日が(国際婦人デー)土曜日だったので月曜日が代休になり8,9,10日と3連休でした。その休暇を利用してモスクワへ行ってきました。今回は行きは金曜日(8日)の夜行でサンクト(23:59)を発ち、モスクワ(8:00着)へは1泊の予定です。それもリューシャの家へ泊めてもらいました。
 ロシアではマースリニッツァの期間中(約1週間)はブリヌイを食べます。
 今回はタチアナ先生のところでブリヌイをごちそうになりました。ブリヌイは日本でいうと甘くないクレープです。先生の今年のブリヌイは最初はねぎをきざんで入れてありました。ブリヌイは温かいのが御馳走なのですぐに食べないといけないので写真を撮るのを忘れました。ごめんなさい。ブリヌイの中は人それぞれで何でも好きなものを入れていいのです。20080317毛皮を着たニシン”(タチアナさんの手作り)私は塩漬けニシン(毛皮を着たニシン)で食べるのが大好きです。その他チーズ・ハム・イクラ・肉・キノコなど、スメタナやマヨネーズ、その他のソースで好きなものを入れて食べます。何枚も食べます。10枚ぐらいづつ暖かいのを食卓に出しては食べ、食べては温かいのを取りに行って食卓に出すを繰り返します。だから主婦は結構忙しいです。ブリヌイは冷めてもおいしいですが、あたたいのが信条です。タチアナさんは、焼いておいたブリヌイをオープンを保温にしておいているみたいでした。
20080317私のケーキを食べちゃった”アプリコット” 食後のデザートは私のいつものバウンドケーキです。面白いことにはタチアナ先生の猫"アプリコース"(毛の色が似ているのでこの名前を付けたそうですが、お隣はいくら言っても"にんじんちゃん"と呼ぶようですよ)がなんでも食べる猫で私のケーキもペロッと食べてしまいました。木の実も平気なのかしらね。8日は朝から食べてばかり、食べすぎぐらい食べて満足でした。(朝食ー9時、はリューシャのところでオープンサンド、昼食ー2−3時、はジーシカ:リューシャの娘さん:のところでサケのクリーム焼きとスパゲッティーのスメタナソース、各種サラダとごちそうになっているのです)
20080317赤の広場で見かけた新郎新婦 9日はマースリニッツァの最終日というので赤の広場まで行ったのですが、人が多くて模様しものをしているところへは行かず、旧アルバート通りへ行きました。
 この赤の広場では結婚式を終えて"永遠の火"に花束を献花した帰りの新郎新婦を見かけました。
 旧アルバート通りは昔からいろんなお店が多く、モスクワっ子も買い物によく来るし、観光客も多いとおりです。ドトールも97年ごろにはこの通りに開店しました。残念ながら今はありません。でもドトールに刺激されて感じのいい、清潔なカフェがこの通りに増えたのも事実です。
 私の目的はレースのお店です。それも"ボロゴド"のボビンレースです。ボビンレースは日本ではベルギーなどのヨーロッパのレースが有名ですがロシアにも独自に発展していったボビンレースがあります。ある本の解説によるとロシアのボビンレースは太めの糸を使ってボビン数も多くなく一筆書きのような模様が特徴だそうです。
20080317バラライカを弾く土人形 ここでは目的のレースは買わずお人形を1つ買いました。民芸品の土人形です。"ドゥィムコーフスカヤ イグルーシカ)といいます。バラライカを演奏しています。色合いがロシアらしい色なので好きな工芸品の一つです。
 マースリニッツァが終わると次はポストです。マースリニッツァの期間はなんでも食べてもいいのにポストの時間中は(土・日を数えないで40日なので実際は46日間だそうです)逆に肉類、乳製品、卵類を食べてはいけないそうです。
現在のロシア人はマースリニッツァのはお祭りでは騒ぎますが、ポストはほとんど関係ないみたいですね。ただマースリニッツァの期間中に食べすぎたのでここで体調を整えるという意味で節制に心掛ける人たちもいます。
 ポストが終わるとパスハです。
20080317パスハの食卓(タチアナさんの手作り)20080317いろんな形の”クリーチ”(タチアナさんの手作り) パスハにはクリーチというパンを焼いて、卵をたまねぎの皮で染めて、パスハの時に来たお客様に差し上げるのです。
 
 もうひとつ、マースリニッツァの催し物のお店で"かかし"を売っているのですが(小さい)、このかかしはポストの期間中かベリーキーポストの前なのか日程は定かではないのですが、日本のどんと焼きみたいに広場でみんなであつまって焚火みたいにして焼くのです。
 友達に聞いたところによるとこれは冬を早く追い出すという意味だそうです。でもなぜ女の人のかかしなのか私にはまだ納得いかないのですが。こういう行事が学校でも行われています。
20080317新しい芽が出てきている これらが終われば本格的な春が来ます。日本も新緑はきれいですが、こちらの白樺や、ライラック、ブナやヤナギなどの新緑もとてもきれいです。
 先日小さな公園で花の芽が出ているのを見つけました。何の花か咲くのが楽しみです。
石井 洋子

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