洋子のサンクト・ペテルブルグ通信:07
長寿番組と新番組
2007/11/26

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今日はテレビ番組の話です。

1つは昔から(10年前以上から)続いている番組です。題名は直訳すると「賢い男子、賢い女子」です。日本風にすると「優等生」ということになるのかな。

この番組で一定期間(半年以上)問題に答えて勝ち抜くとモスクワの国際関係大学(ИМО)に入学できます。この大学はソ連時代からモスクワ大学と並ぶ大学といわれ、優秀な人材を多く放出していて、ほとんどの卒業生は外交関係で活躍しているといわれています。毎年10人前後この番組から大学に入学しています。だから、この番組はお遊びでなく参加している子どもたち(日本の高校生の年代)は真剣です。見るからに優等生という子供たちが集まっています。問題も大きな問題から本当に細かい問題まで、多岐にわたっています。(もちろん文系の問題です)。例えば昨日の番組では私もはっきりわかったのではないのですが、「アメリカ人がもっともおそれているものがある。それはなにとなにか。2つ答えなさい。」その前に誰かが言った言葉か、どこかに書かれている言葉、または一般的に言われていることかは私には問題がそこまで聞き取れませんでした。もう一問は「アメリカの自由の女神は何と何を持っていますか。」だったと思います。これらの問題は、最後にカードを引いて答える問題でした。問題形式はいろいろです。スライドを見せる、司会者が問題を読んだり、審査にあったている教授自ら出すといろいろです。

 最初の答えは「死と税金」2番目の答えは「たいまつと1776年7月4日とローマ字数字で刻印されている銘版」です。(私にはさっぱりわからない答えでした)面白かったのは答える権利を持っていた男の子が1番目の問題に「死と結婚」と答えたときに司会者が「さすがロシアの男だ」と言ったことです。この答えが、大多数ではないにしろ、何パーセントかの今の若者の考えを反映した答えだったからだと思います。

新番組はもっと砕けた番組です。日本でもタレント・俳優・歌手たちが初心者なのにプロに特訓を受けて社交ダンスのコンクールに出場するという番組がありますよね。(知らない方もこういう番組が日本にはあるのです)社交ダンスの番組が最近までロシアにもあったそうですが、今はそれがアイスダンスに代わったのです。そしてたまたま土曜日の晩にその番組を見ました。コーチをするのは現役のフィギア選手も指導をしているパリパリのプロです。そしてこれは外郭の団体のコンクールに出るのではなく、番組が選んだ審査員によって採点され、その後テレビを見ている視聴者の投票によって順位を決めるものです。出場している人たち(歌手・俳優たち)にとっては順位より自分たちがいかに人に認められるか、人に楽しんでもらえるか、そしてもうひとつ番組の大きな目的でもあるフィギアスケートの人口をふやせるかということにあるようです。ともあれ、今回は選曲を全部アーラ・プガチョーバの曲と決められていました。というのもこの日のゲスト審査員で彼女が参加するためです。ロシアの歌謡界では大御所といわれている歌手です。日本では加藤登紀子さんが歌った歌「百万本のバラ」の元歌の歌手としてごご存知方もいらっしゃるかもしれませんね。

 彼女はともかく、滑ったどの組(ペア)もスピードこそ、世界大会のようにはありませんでしたが、日本人で国際大会に出ている人たち全部とはいいませんが、何人かには引けをとらないくらい上手でした。ちゃんと見せ場もあり、歌の歌詞と曲にマッチしたすばらしい演出でした。間の感想や話をどけて、見ているだけでも楽しい番組だと思いました。そして、やはり北の国民だと思いました。多分全員小さいころにスケート靴を履いたころがあるのだなというのが感じられました。



そのほかにもロシアのテレビの内容は10年目とでは大きく様変わりしています。また、機会があったら紹介したいと思います。

石井 洋子

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