万里江と喜江のバルセロナ通信:89
翻訳が出たら
2008/06/02

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昨日(5月31日)は日本人学校の運動会でした。お天気が心配されましたが、
何とかもちました。閉会式が終わったら、雨が落ちてきたというタイミングです。
大きな行事が無事済んで、ほっとしました。

ひと月ほど前に、カルロス・ルイス・サフォンの『風の影』の姉妹編、『EL JUEGO
DEL ANGEL』が発売になり、買ったことを書きました。(サンジョルディの日)今日は感想を書きます。
言い訳をするわけではありませんが、とにかく結末が知りたくて、わからない単語が少々あっても飛ばして読んだので、再度丁寧に読んだらもしかしたら違った読後感を持つかもしれないと正直に告白(!)し、更に、この本がしばらくしたら『天使のゲーム』(文字通り訳すとこうなります)としてどこかの出版社から翻訳が出るかもしれないという気配り(?)のもと、ごく簡単にまとめます。

一言で言うと、「今ひとつ」でした。
テーマがわかりにくい。作家の業のようなものがメインだと思われるのですが、余計なシーンが多すぎる。個々の描写は決して悪くないし、彼らしい会話の運びがあり、部分的には好きなところがあります。私は具体的でわかりやすい内容を好む傾向があるので、話がオカルトっぽくなったり、SF的になると途端に理解度が低くなってしまうことを念のため付け加えておきます。
万里江のお友だちのお母さん(スペイン人)は、この本について、「テーマがはっきりしていない。前作の方がよかった」と言っていました。
カタルーニャ語の先生は前作もめちゃくちゃにけなしていたので、彼女には感想を話していません。

それから、登場人物。『風の影』の登場人物はそれぞれ印象的でしたが(キャラが立って、とでも言うのでしょうか)、今回は弱い。
時代背景も1920年代だと言われるからそうかと思うのであって、20年代らしさがしっかり描かれているかというとそれほどでもないような気がします。これは読み方が充分でないからかもしれませんが。
翻訳が出たら、関心のある方はお読みになって、感想をお聞かせくださいね。

追記 :前回の「スペイン料理とパン」に関して。
スペイン料理は塩辛いと書きましたが、私の味の好みを書いていなかったので、書きます。薄味が好きです。どのくらい薄味かというと、料理の本(‘きょうの料理’でも‘オレンジページ’でも)の通りに味付けすると、濃いと感じる舌です。私の好みを差し引いても、スペイン料理では塩をたくさん使っていると思いますが・・・。
佐藤 喜江

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