万里江と喜江のバルセロナ通信:77
REYESへの手紙
2008/01/06

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明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

1月6日は祝日(Dia de Los Reyes Magos;ディア・デ・ロス・レジェス・マゴス。東方の三賢人の日)です。以前書きましたが、昔子どもたちはクリスマスではなく、この日(5日の夜)にプレゼントをもらっていたそうです。

さて、新聞(LA VANGUARDIA紙)が先月末からREYES MAGOSへの手紙コンクールをしています。3歳から14歳までが対象で、お願いしたいことを手紙にしてメールか郵便かファクシミリで新聞社に送るというものです。(1月3日まで)
年齢により3つのカテゴリー(3〜6歳、7〜10歳、11〜14歳)に分かれており、カテゴリーごとの優勝者の賞品はコンピューター、DVDデッキ、モニター。また、全ての応募者は映画の無料券(2008年6月30日まで有効)がもらえる、とあります。

新聞に掲載されたものを見てみましょう。25−26日付、27日付、28日付の3日分からいくつか抜き出します。
「私はおりこうさんだったので、私には馬のついたBratz(多分お人形か何かだと思います。佐藤)、私の犬には黄色いボールをください。」という無邪気な4歳の女の子がいれば、「世界中の子どもみんなが家に住めますように、ご飯が食べられますように、お金がありますように、いやなことがありませんように、泣いたりしませんように」という5歳の女の子もいます。
「おじいちゃんが遊びに来ておもちゃを見られるように、アパートにエレベーターをつけてください。学校のコンピューターが古いので新しいものを持ってきてくれたら嬉しいです。それからサッカーゴールも、壊れてしまったので、お願いします」といいう6歳の男の子。

「自分たちがプレイステーションのことを考えている時に、飢えで死んでいく子どもがたくさんいるとお父さんから聞きました。今年はPlay 2(ゲーム機でしょうか?佐藤)だけをお願いします。で
も、僕のバスケットチームが勝つともっといいな。今シーズンは負けてばかりでビリだから」という10歳の男の子。事実と自分の間に少し距離があって当然な年頃ですね。
「レジェスがお父さんとお母さんだということはもう知っているけれど、今までどおりに私をかわいがってください。幸せを教えてくれてありがとう。私のそばにいてくれてありがとう。できたら・・・Wiiを忘れないで」という、なかなかちゃっかりした10歳の女の子。

「地球温暖化が嘘でありますように。飢えで苦しんでいる人がパンと温かいスープを口にすることができますように。そしてその人たちが家族と一緒にクリスマスを祝うことができますように。戦争が終わりになりますように。その他いろいろあるけれど、みんな実現したら、私は世界一幸せな女の子になるでしょう」という11歳の女の子。
「子どもたちはレジェスに手紙を書くけれど、大抵は欲しいもの、おもちゃのことを書く。でも、そのおもちゃのほとんどは使われない。なぜか。おもちゃで遊びたいのではなくて物質主義的な願いがなうことが目的だから。私はおもちゃもコンピューターのゲームもそれに似たようなものもお願いしない。おもちゃを頼むことと同じだから。私が本当にお願いしたいのは、求めても実現されないでいる夢、本当にそうであってほしいと心から思ってまだ実現されていない夢をかなえてほしいということ」という14歳の女の子。

新聞に掲載された3日分だけを見ると、女の子の応募が多いですね。
子どもは子どもなりに、自分のこと、家族のこと、世の中のことを考えていることがわかります。ここに応募した子どもたちだけでなく、きっとどの子もそうなのだろうと思います。
大人も立ち止まって考えてみるといいのかもしれません。
佐藤 喜江

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