万里江と喜江のバルセロナ通信:68
はらぺこジョニー
2007/10/02

ポニークラブカタルーニャ(私たちが乗馬の練習をしているところ)にはたくさんのポニーがいます。以前書いたことがありますが、ポニーは肩の高さが148cmまでのものを言い、肩の高さで4種類に分類されます。ポニーのほかに馬もいます。
私はほぼ毎回別の馬に乗ります。(誰がどの馬、ポニーに乗るか、黒板に書いてあります。)大きい馬だと鞍に座った時にちょうどいい長さに調節したあぶみに足をかけることできないくらい背が高く、あぶみを長くして鞍に座ってから長さを調節します。もちろん、自分でします。ボゴタのようにしてくれる人がいないので。
たまに一番大きいサイズのポニーに乗ります。地面に近く、胴回りをしっかりはさめる分安心感がありますが、歩幅が小さいのでせわしない感じがします。

さて、前置きが長くなりました。
万里江にはお気に入りのポニーが何頭かいます。一番最初に好きになったのはジョニーというポニーです。ジョニーは年老いたおとなしいポニーです。おじいちゃんなので、他のポニーが3時間続けてクラスに出ても、ジョニーは1時間おき、或いは1時間だけなど、仕事は少なめでした。年中おなかを空かせていて(おそらく若いものにエサを取られてしまっていたのでしょう)文字通り道草を食うので、移動させる時は大変でした。
子どもの場合、「このポニーに乗りたい」と先生に言えばある程度考慮してくれ、万里江はよくジョニーで練習しました。

少し前からポニークラブのポニーたちを主人公にしたお話を作っています。A4一枚におさまるような短いお話で、第一作が「はらぺこジョニー」。
ポニークラブに通ってくるマリーちゃんはジョニーが大好き。でも時々嫌いになります。それは道草を食うから。ある日疲れて練習後に動かなくなってしまったジョニーを見て、先生は「引退させよう」と思い、事務所の人に話します。事務所の人は最初は拒否するのですが、練習中のジョニーを様子を聞くうちに、「よく考えよう」と返事をします。次に行くと、ジョニーは囲いの外に出て、のんびり草を食べています。引退したのでした。もうはらぺこジョニーではありません。
というお話です。万里江が絵を描き、絵本のようになっています。

はらぺこジョニーのモデルのジョニーは、先々週から本当に引退しました。お話の通りになった!お話に出てくるもう一頭の引退したポニー、マファルダ(37歳だったというのですが、本当だとしたら信じられないくらい長生き)は残念ながら夏前に死んでしまいましたが・・・。
佐藤 喜江
[バルセロナ通信]目次へ